今週最終回を迎える、湊かなえ原作のドラマ「リバース」(TBS系)。ここにきて視聴率も急上昇中しているが、本編とは別に、終了を惜しまれているものがある。番組公式ホームページ上に公開されている市原隼人の熱のこもった「撮影日記」だ。
「市原の趣味である一眼レフカメラで撮影したドラマ現場の写真と文章を綴った“市原隼人の撮影現場写真日記”と題したコーナーで、毎週放送直後に更新されています。写真のクオリティも高く、ドラマの世界観や舞台裏の臨場感をうまく切り取っている。さらにそこに綴られている文章が市原らしくアツい。このドラマに賭ける思いが溢れ出ています。また、撮影裏話や共演者とのエピソードもバランスよく書かれており、その内容からはスタッフや出演者のチームワークの良さが伝わってきますね」(テレビ誌ライター)
ドラマの公式ホームページで、スタッフや若手俳優が書く撮影現場レポートは珍しくないが、更新するためにネタを探した感や露骨な番宣臭が漂うものが多い。それに比べ、市原の日記は執筆者が主役級であり、本人が望んで始めたという点が他と一線を画している。
ネット上でも「写真が本当に綺麗。出演者とのエピソードも面白い」「ドラマを見た後に、このコーナーを見るのが楽しみ」「写真の腕もいいし、ストーリーの内容も深く考察していて市原のことを見直した」と評判は上々。そのため、「ドラマが終わったら更新されなくなるんだよね…寂しい」などといったロス感さえ漂っている。
原作の結末後の世界も描かれるというドラマの最終回とともに、市原の「撮影日記」の最終回に、何が綴られるのか楽しみだ。
(稲垣まゆう)