5月に放送された「ノンストップ!」(フジテレビ系)で、ママタレ同士のバトルが展開されました。小倉優子さんが子どもの幼稚園の送迎時に化粧することを明かすと、千秋さんは「毎日送り迎えにバッチリお化粧してる人は私と価値観が違う」と切り捨てていました。
小倉さんが、朝食や子どもの弁当作りなどをおろそかにしているわけではなく、その分早く起きてメイクをしていると言っても、「遊ぶときに話合わないかなと思っちゃう」と千秋さんはバッサリ。
では実際、子どもの送迎時にメイクをしている割合はどれくらいなのでしょうか。
株式会社インタースペースが運営するママ向け情報サイト「ママスタジアム」が2016年に行った調査「ママのビューティー事情」によると、次のような結果が判明しました。
●幼稚園の送り迎え時のメイク率(しているメイクをすべて選択)
ノーメイク 12.3%
日焼け止め 47.6%
ベースメイク 59.5%
アイブロウ 48.3%
アイメイク 41.5%
チーク 37.1%
リップメイク 31.2%
これを見ると、ノーメイクという人はわずか1割。ベースメイクだけでなく、アイブロウやアイメイクなどを半数近くの人がしており、送迎時にメイクをすることは特別なことではなさそうです。
ですがネット上では、「幼稚園にメイクをしてくる意味がわからない」「母親としてもっと他にやるべきことがある」「誰に見られたくてやっているのか」と、批判的な声が上がっているのも事実です。育児雑誌のライターはこの送迎時メイク問題について、こう話します。
「女性は母親になったら育児に専念して、美容やファッションなどは後回しにすべし、という昭和の男性的な考え方が依然として残っているのは事実です。育児を頑張っていても、育児とは関係ないところで評価を落としてしまうことがある。実際にはメイクをしていることで育児がおろそかになる女性は少なく、むしろ、社会人なら最低限のメイクをするのはマナーのうち。社会の中で生きているという感覚を持てているとも言えます」
それだけではなく、
「『自分は忙しくてメイクをする時間もないのに、あなたは悠々自適でいいわね!』という恨めしさから、メイクやオシャレな格好で送迎する他の母親を悪く言う人もいます。育児を評価してくれる人が少なく、自分はこんなに苦労しているのに、と苦しい思いが根底にあるのでしょう」
みなさんはどう思われますか?