歌手・荻野目洋子が1985年にリリースしたヒット曲「ダンシング・ヒーロー」が、日本版ビルボード・チャートの2日付ランキングで、なんと2位を記録。30年以上前のヒット曲の再ブレイクに今、注目が集まっている。
「きっかけはお笑いタレントの平野ノラ。肩パット入りのジャケットを着てバブリーダンスを披露したのが始まりです。そして今年の8月、第10回日本高校ダンス部選手権スーパーカップDANCE STADIUMで準優勝した名門・大阪府立登美丘高校が同曲を使って踊るパフォーマンス動画から火が付き、動画サイトの週間再生数が870万回を突破しました」(音楽誌記者)
驚きの大ヒットに荻野目自身もツイッターで「『ダンシング・ヒーロー』はもはや、みんなのものだと思います。それにしてもなんてキレのあるダンス!色鮮やかな平野ノラさんがいっぱい~。学園祭に遊びに行きたいなぁ。選曲、有難う」とコメント。平野ノラも「おったまげ───!!!!登美丘高校ダンス部のみんな!ぶっ飛びバブってる!!!!これぞまさに熱いビート鳴らしている─ゲロマブすぎるゾ」と声援を送っている。
「荻野目の『ダンシング・ヒーロー』は英歌手のアンジー・ゴールドが1985年にリリースした『イート・ユー・アップ』のカバーですが、今聴いている若者は、原曲はもちろん荻野目洋子の名前を知らない人も多い。今年は盆踊りにも採用され、忘年会の宴会芸としても断トツ人気が予想されますから、荻野目本人が再ブレイクするキッカケにもなりそうです」(前出・音楽誌記者)
今月31日には、NHKの番組「歌謡コンサート」に出演することが決まっている荻野目。登美丘高校ダンス部との共演が実現すれば、32年前当時以上の注目を集めそうだ。
(窪田史郎)