ホリプロの若手で最も勢いがある女性タレントと言えば、“こじるり”こと小島瑠璃子の名前をあげる人は多いはず。17年3月まで5年間にわたってスポーツ番組「S☆1」(TBS系)のメインキャスターを務め、そのカバー範囲はサッカーからラグビー、バレーボールやマラソンと幅広く、2020年の東京五輪でも忙しく活躍するものと期待されている、
そんな小島の牙城にぐいぐい迫ろうとしているのが、芸歴では2年先輩にあたる足立梨花だという。足立は07年、小島は09年の「ホリプロスカウトキャラバン」でグランプリに輝いており、それぞれJリーグ関連の番組で活動するなど、似たようなキャリアを歩んできた。それがいつしか小島が先輩の足立を追い抜いた形だが、ここにきて足立がぐんと巻き返してきたというのだ。芸能ライターが指摘する。
「足立は1月28日に都内で行われた『TOKYOアニメツーリズム2018』のキックオフイベントに出席。小池百合子都知事やニッポン放送の吉田尚記アナ、著名コスプレイヤーのえなこと並んで、日本が誇るアニメ文化をアピールする役目を担いました。東京五輪自体はスポーツの祭典ですが、政府としては2020年に向けて日本が誇る様々な文化を海外にアピールする構え。その尖兵として期待されるアニメ分野で、足立は芸能界でトップクラスの存在感を示しています」(芸能ライター)
スポーツ全般では小島に先行を許し、サッカー関連では元アイドリング!!!の橘ゆりかが相当有利なポジションにいる。しかしアニメに関しては、足立は他者の追随を許さないというのである。実際、1月10日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)にはアニメ好きの女優代表として出演するなど、そのマニアぶりは広く認められているという。
「足立は月に30本のアニメを鑑賞しており、アニメに関するバラエティ番組『アニカル部!』(アニマックス)では昨年3月の放送開始時からMCを務めています。何事もそうですが、アニメの世界も相当に奥が深く、1年程度の付け焼き刃ではとても足立の域まで及ぶのは不可能。それゆえ若手女性タレントのアニメ枠は足立の独壇場で、こればかりは小島もつけ入る隙がありません。2020年が近づくにつれてクールジャパンの象徴であるアニメの存在感はますます高まるでしょうから、足立をメディアで見る機会も一層増えることでしょう」(前出・芸能ライター)
スポーツでは日本が世界を牽引する競技は少ないが、アニメでは日本がフロントランナーであることは衆目の一致するところ。この調子では2020年には足立が、小島に勝るとも劣らない人気タレントに躍進している可能性も十分にありそうだ。
(白根麻子)