2月12日、平昌オリンピックのフィギュアスケート団体女子フリーで、米国国籍の長洲未来選手が自己ベストを更新する会心のパフォーマンスを見せた。
長洲選手の成績はアリーナ・ザギトワ選手の158.08点に次ぐ2位で137.53点。トリプルアクセル(3A)を完璧に成功させたほか、ミスもほとんどない美しい演技だった。
「オリンピックで3Aを決めたのは、女子では伊藤みどりさん、浅田真央さんに続いて3人目となります。加点までつくパーフェクトなジャンプでしたね」(スポーツライター)
演技も素晴らしかったが、演技終了後の長洲選手の「浅田真央さんのようなすごいジャンプを飛びたいと思っていた」というコメントも注目された。これには「真央ちゃんの名前を出してくれてありがとう」「真央ちゃんのバトンは確実につながったね」「大舞台でチャレンジしてくれてうれしい!」など、浅田ファンを大いに喜ばせた。
「長洲選手は浅田さんが憧れの存在。アイスショーで共演するなど交流もあり、昨年に日本で行われたアイスショーで『3Aをきっと飛べる』と浅田さんのお墨付きをもらっていました。浅田さんの後押しがあってこその今回の3Aだったと思います」(前出・スポーツライター)
この快挙に対し、浅田も自身のインスタで「未来ちゃん、3A(トリプルアクセル)成功おめでとう」という文章を添えた手書きの五輪マークをアップしたが、一流アスリート同士の交流に「温かい気持ちになった」というファンも多かったようだ。
女子シングルは2月21日からスタートする。日本人選手はもちろん、長洲選手にも要注目だ。
(笠原和美)