現在放送中のauの人気CM「三太郎シリーズ」で自身が演じる“鬼ちゃん”そのままに、ちょっと生意気そうなキャラが若者から絶大な支持を得ている菅田将暉。
ファッションやヘアスタイルも個性的だったりするのも人気の要因の一つだが、その演技力の高さが本物だからだという声も多い。なかでも、彼の演技でファンを最も魅了するのが喜怒哀楽でいう“怒”の演技だとか。
「13年に放送された学園ドラマ『35歳の高校生』(日本テレビ系)が、菅田の出世作と言われており、菅田はクラスのリーダー格の男子生徒を演じました。威張り散らすような役柄ということもあって、やはり光ったのが怒っている演技。主演の米倉涼子に様々な意地悪を仕掛けますが、何かを企んでいるかのような不気味な表情や激怒した時の迫力など、実際に高校にいるイジメっ子そのものでした。リアル過ぎる菅田の演技に現役学生の視聴者が『恐怖を感じた』とネットに書き込んでいました。先月25日に公開された映画『暗殺教室~卒業編~』でも、主演のHey! Say! JUMP・山田涼介との決闘シーンがありましたが、その時の表情の作り方も上手く、緊迫感が伝わってきた。残念ながら山田との演技力の差が露骨に出てしまい、映画としてはどうなんだ? という声もありますが(笑)」(エンタメ誌ライター)
また、あの“大物”も菅田の怒りの演技を絶賛している。
「11日スタートの福山雅治主演の月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)で菅田は福山の恋敵を演じますが、同作では福山にも暴力をふるうシーンがあるようです。制作会見でそのシーンを振り返った福山は『こんな怖い人なんだなって思いました。固まってしまいました』と語り、そのリアルな表現力の高さを称賛していました」(前出・エンタメ誌ライター)
上手いのは素晴らしいが、福山サマが大根に見えない程度にくれぐれも加減していただきたい。それが制作サイドの本音かもしれない。
(田村元希)