脱毛というと若者がやるイメージがありますが、実は中高年の間でも脱毛を受ける流れが出てきているのをご存知でしょうか?
「中高年がなぜ脱毛を?」と思うかもしれませんが、実は将来に備えた堅実な行動ともいえ、それが最近よく聞く“介護脱毛”なのです。
介護脱毛とは、将来的に自分が介護される側になった際、排泄後の拭き取りや清拭で、介護士や第三者に迷惑をかけないようにアンダーヘアを脱毛することをいいます。
「老人になってからでもいいのでは?」と思うかもしれませんが、実は脱毛は多くの場合、レーザ─脱毛や光脱毛であり、毛が黒くないと機器が反応しないので、アンダーヘアが白髪になってからではもう遅いのです。
医療脱毛を行うリゼクリニックが2020年7月、40~50代の男女663名に実施したアンケート調査で、「介護脱毛をやりたいと思いますか?」の問いに対して、女性は50.9%が「はい」と答えていました。意外と多いのは驚きですね。
2017年に同じ質問をしたアンケート調査では、介護脱毛をしたいと回答した女性は23.0%でしたから、ずいぶんとニーズが高まったようです。
脱毛というと「痛そう」など、不安が大きいですが、クリニックであれば麻酔を使用することも可能なので、痛みに弱い人でもOKなんだとか。人生100年時代、“介護脱毛”はこれからマナーの常識となるのかもしれませんね。