11月9日、パ・リーグのレギュラーシーズン全日程が終了し、タイトル獲得者が確定した。
中でも目を引くのが、楽天の涌井秀章の最多勝(11勝4敗)である。西武での2007年、09年、ロッテでの15年に続き、3球団での最多勝は史上初であるとともに、スタルヒン6度、斎藤雅樹5度に次ぎ、涌井の4度目の最多勝は稲生和久、野茂英雄に並ぶ快挙でもあった。
そんな涌井の妻であり、ファッションモデル、タレントの押切もえが、みずからのYouTubeチャンネル「Moe Oshikiri.押切もえ」で、夫の人柄について明かす動画を投稿したのは7月17日のことだ。〈こじらせていた私の【結婚】と今。すべてお話しします。〉とタイトルされた回の中で、もともと結婚願望はなく、「結婚、イコール幸せと言った考え方は古いのではないか」と考えていた押切だが、涌井の家族と会うと、「あったかく迎え入れてくれる感じ」「カタク考えていた結婚にたいする考え方が和らいだ」と一変したと明かしている。
守備力にも卓越し、ゴールデングラブ賞を4度も獲得した技巧派・涌井だが、意外にもプライベートでは口数が多いわけでもなく不器用だったそうで、しかし押切にはそれがむしろ好印象に映ったとも明かしている。
2016年のシーズンオフに晴れて結ばれたが、17年、18年、19年には、これまでに最多勝を3度も獲得した涌井とは思えない負け越しが続き、一部では“さげまん”との心無い声ももらった。今年はコロナ禍で重苦しいニュースが続いたが、結婚後初の勝ち越しに加えて最多勝を獲得し、涌井、押切の夫婦にとってかけがえのない年になったことだろう。
口数が少ない涌井とのことだが、ぜひポストシーズンにはこのチャンネルで、夫婦そろって喜びの報をお願いしたいところだが、いかがだろうか…?
(ユーチューブライター・所ひで)