御年67歳、歌手・タレントの研ナオコがYouTubeデビューしていたのをご存知だろうか? 初投稿は今年の3月28日、研の息子からの提案により、江戸時代後期に現れたとされる魚に似た妖怪の「アマビエ」に仮装してみようという内容だった。
研といえば、故・志村けんさんと見せたコミカルな演技も達者で、今動画でもその才能はフルに発揮されている。紙コップでクチバシを作り、ビニールテープを髪の毛に見立てるといったチープな変装で笑いを誘うと、「こんなお母さんでごめんなさい…」と何やら妖怪じみた声色を作り、さらに爆笑を誘った。
投稿翌日の29日に志村さんが亡くなったという偶然も重なり、視聴者のコメント欄には志村さんを偲ぶ声が多く寄せられ、10月30日現在(以降、全てこの日の記録)、視聴回数は35.5万回を超えた。
しかし、それをも遥かに凌ぐ82.4万回越えの動画が投稿されている。決してお笑い色の強い内容ではなく、5月29日に〈旦那に連れられ屋上でキャンプしました〉とタイトルされた投稿回がそれで、自宅の屋上に悪戦苦闘しながらテントを張るご主人、研はイライラすることも無く、ご主人の苦労に笑い転げる姿が印象的。コメント欄には「研ナオコさん旦那さん優しそうですね。夫婦でキャンプいいですね。仲良くて羨ましい限りです」「優しい旦那様ですね!明るくて、温かくて、素敵な方ですね!ナオコさん幸せですね!巡り会えて良かった」「優しくて素敵な旦那さんですね。 テント作り中、ナオコさん爆笑してましたけど、また旦那さんとキャンプして下さい!」と視聴者からは優しそうなご主人と、夫婦仲のよさを羨む書き込みが相次いだのだった。
研ナオコの動画投稿の視聴回数は全て1万回以上が記録され、数十万になることも度々だ。チャンネル登録者数は残念ながら伏せられているが、既に10万人突破で銀の盾が手に届いているかもしれない。若手には驚異であろう、芸能人シニアユーチューバーの誕生だ。
(ユーチューブライター・所ひで)