インディーズのシンガーソングライター・瑛人が歌う「香水」がメガヒット中だ。その影響によって、歌詞に出てくる香水「ドルチェ&ガッバーナ」がフィーチャーされた。同社のフレグランス「ライトブルー」を公式YouTubeでPRしてきたのは、SixTONESのジェシー。レギュラーモデルを務めるファッション誌「Safari」でもビジュアルを展開しており、大好評だ。
SixTONESといえば今年1月にSnow Manとそろって1stシングルをリリースすると、いきなりミリオンヒット。4月に冠レギュラーラジオ番組「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」(ニッポン放送)がスタートし、6月に2ndシングル「NAVIGATOR」がリリースされた。2作連続で、オリコンの週間ヒットチャートランキングでトップに輝いた。
SixTONESとSnow Manは令和2年デビューのグループではトップクラスのセールス。だが、在りし日のジャニー喜多川社長はジャニーズJr.時代のSixTONESを避けていたという。
「ワイルドが持ち味だったため、ジャニーさんはおろか、大人に褒めてもらえませんでした。当時、ジャニーさんが必ずといっていいほど足を運んでいたライブは、若いHiHi Jetsと美 少年。SixTONESについては振付師に、『6人で来ると怖いよ』と言っていたといいます」(アイドル誌ライター)
振付師はメンバーに「おまえら、6人でジャニーさんのところに行くな」と忠告した。ところが、18年11月に滝沢秀明プロデュースによるオリジナル楽曲「JAPONICA STYLE」のミュージックビデオが公開され、ジャニーさんは思いがけない行動に出た。
「SixTONESが『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)で披露すると、後日、美 少年から『JAPONICA STYLE、良かったです!』と絶賛された。『観てくれたんだ』と感謝すると、『ジャニーさんから…』という返事。なんでも、ジャニーさんみずからが“少クラ”のお披露目シーンをDVDに焼いて、Jr.たちに『これ、最高だから』と配っていたというのです」(前出・アイドル誌ライター)
デビューできず悶々とした毎日を送っていた当時のメンバーは、「ジャニーさんは見てくれている。認めてくれている」ということが武器となり、自信につながったという。
SixTONESは今年下半期、ソロでも絶好調。ジェシーは、9月11日にスタートするHey! Say! JUMP・山田涼介と田中圭が共演する連続ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」(TBS系)のオリジナルストーリー「キワドくなりたい男」(Paravi独占配信)で、連続配信ドラマで初主演を果たした。さらに、森本慎太郎は秋クールの月9ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)第2シーズンに続投した。
かつては、“天下のジャニーさん”を恐れさせた6人。デビューイヤーの21年、いまだ衰え知らずのまま疾走している。
(北村ともこ)