赤ちゃんの快適な寝床づくりは、ママが迷いやすい出産準備の一つ。ベビー専用ベッドを購入すべきか、親のベッドや布団で寝かせるか……事前に決めるのは難しいこともありますよね。両者の特徴をつかんでおくと選びやすいですよ。
■ベビーベッドはママの腰にやさしい
ベビーベッドは布団と違って高さがあるため、寝台を高い位置に設置すると寝かせる際にママがしゃがみ込む必要がなく、腰の負担を軽減してくれます。赤ちゃんが小さいうちは、オムツ台としても大活躍しますね。また、リビングで1人にするのに不安な新生児のうちは、ママの手が離せないときに安全に待たせるのにも重宝しますから、寝室ではなくリビングに設置するとよいでしょう。
一方で、使用できる期間は布団と比べて短く、赤ちゃんがつかまり立ちや頻繁な寝返りを始める頃には、頭をぶつけたり落ちたりしないよう、大きなベッドや布団に切り替えるのが安心です。一般的には2歳頃まで使用できる設計のベビーベッドも、1歳を迎える前に卒業する子が多いようです。筆者の娘は生後8ヵ月頃にはベッド内でよく動き回るようになり、布団に切り替えました。
■大人用ベッドや布団は赤ちゃんが成長しても使用可能
布団や大人用のベッドで一緒に寝かせる場合は添い寝ができるため、夜中の授乳や寝かしつけがスムーズです。ベビーベッドに1人で眠ることが苦手な赤ちゃんでは、ベビーベッドを購入したものの布団やベッドで寝かせるケースもあるようです。
一方で、安全で清潔な環境づくりが欠かせません。ベッド用のベビーガードを設置したり、埃やダニ対策を徹底したりと、大人の寝具を赤ちゃんに合わせて整える必要があります。
お昼寝用にリビングに小さめのベビーベッドを置き、寝室では大人と一緒に布団で眠るなど、組み合わせて使用することも可能。ベビーベッドはレンタルもできますので、赤ちゃんが1人で眠れるかどうかを試すこともできます。自宅や赤ちゃんの状態に合わせて、ママが安心して育児できる方法を選んでくださいね。
(Nao Kiyota)