もちろんジョークだったはず。でも、心の奥ではいろんな思いが交錯していたのかも。
佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊の3人がメインキャストの映画「サイレント・トーキョー」の公開直前渋谷ジャックイベントが12月2日に行われ、共演した勝地涼と中村倫也の人気俳優2人が出席。86年生まれの同学年とあって、ざっくばらんなやり取りが繰り広げられたのだが、トークの中に2人のライバル心がバチバチと(?)火花を散らす場面があった。
「イベントの女性MCから『キャストメンバーで渋谷で遊びに繰り出すとしたら、どこに行きたいですか』という質問が飛ぶと、中村さんは(渋谷の)宮益坂にゲーセンやボウリング、ビリヤードや卓球など何でもできるビルがあって、そこでよく昔遊んでいたと、勝地さんを含めて話したんです。当然、同年代の2人。一緒に訪れていたと周囲は思ったのですが、中村さんが『一緒には行ったことないです。仲が悪いんで』とピシャリ。これに勝地さんが『やめろ!』とツッコんで笑いを誘っていました」(エンタメ誌ライター)
もちろん、その場の雰囲気的に「仲が悪い」はジョークだったことは確か。でも、ファンからは「やっぱりライバル心が凄いのでは?」という声も出てきてしまったとか。
「昨年12月に行われた制作発表会見で、中村さんは『性格があまりにも反対なので、いつか共演できたら楽しいよねと話していた。共演できてうれしい』と率直な気持ちを語っていました。ところが勝地さんは、実は1日に放送されたバラエティ『ごぶごぶ』(MBS)で、俳優の古田新太さんから中村さんと何かと比較されたことが辛かったと告白。なんでも、2人がブレイクする前に古田さんから『中村倫也って知ってるか?あの役者すげー上手かったぞ。お前、舞台観たほうがいいぞ』と言われて、勝地さんは中村さんの舞台を実際に見に行ったとか。そこで演技の上手さに驚き、劣等感を抱いてしまったといいます。その後も舞台稽古中、古田さんから『中村倫也ならうまくやるのになー』とイジられたことがあり、悔し泣きをしてしまったこともあったそうです」(前出・エンタメ誌ライター)
実際には交流があるという2人。でも、あまりべったりしないのは、プライドと向上心のなせる業かも。
(塚田ちひろ)