来年4月2日公開の映画「ホムンクルス」で主演を務める綾野剛。原作は累計発行部数400万部を超える、カルト的な人気を誇る山本英夫氏の同名漫画。記憶も社会的地位も失ったホームレスの主人公・名越進が、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開ける実験的手術「トレパネーション」を受けたことから、左目で人間の深層心理のゆがみが異様な世界として見えるようになり、心の闇を抱える人々と交流していくという内容だ。
ネット上では綾野が「ホムンクルス」で名越を演じることにより、現在の“売り方”に変化が起きるのではないかと期待する声があがっているようだ。
「最近の綾野は、サービス精神が旺盛で優しく、先輩からはかわいがられ、後輩からは慕われている、いわゆる“いい人キャラ”を前面に押し出しているかのような売り方になっており、不満を感じているファンが多いようです。綾野が注目されるきっかけとなった『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)では、仮面ライダーではなく悲しい最期を迎える怪人の澤田亜希役がよく似合っていたし、芦田愛菜を天才子役と言わしめたドラマ『Mother』(日本テレビ系)ではそんな芦田を遊び半分で虐待する青年・浦上役にも説得力がありました。蛇顔と呼ばれ、彼氏より間男を演じるほうがハマるヤバそうな雰囲気だった当時の綾野が好きだった人は少なくありませんから、『ホムンクルス』の名越を演じることをきっかけに“いい人売り”を止めてもらえるのではないかと期待されているようです」(女性誌記者)
果たして綾野の「いい人売り」は終了するか。