4月27日に開催された日本スケート連盟の表彰式で、今シーズンも羽生結弦選手が最優秀賞に選ばれた。その活躍は誰もが納得するところだろうが、羽生選手の偉業は世界歴代最高得点だけではないという。
「世界歴代最高得点の源でもあるノーミスの演技、それこそがスゴいんです。浅田真央選手も昔から口にしていますが、どれだけ練習を積んでもノーミスを達成することは本当に難しい。多くの選手にとってノーミスは目指すべき高い目標であって、簡単にこなせるものではないのです。羽生選手の世界歴代最高得点達成、そして更新は、そんなノーミスを立て続けにやってのけた証。そんな羽生選手だからこそ、最優秀賞の授与はもちろん、彼が若いながらスケート界で諸先輩方から一目置かれる理由なのです」(スポーツ紙記者)
羽生選手が出場するたびに「また次も歴代最高得点更新か?」と報じられ、大いに騒がれたが、それほどノーミスは奇跡にも近い離れ技なのだ。
(芝公子)