年末特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」(日本テレビ系)の全貌が、お笑いコンビ・アンジャッシュ渡部建の騒動をキッカケにして次々と明らかになっている。
6月に「週刊文春」より複数女性との不貞関係を報じられ、謝罪会見をすることなく、即座の芸能活動自粛を発表していた渡部。世間に対し、詳しい説明と謝罪のないまま謹慎期間がおよそ半年を経過した11月中旬、一部メディアは渡部が年末恒例の「笑ってはいけない」シリーズで地上波復帰を果たすと報じた。
ダウンタウン・松本人志は同特番の収録日だった11月18日以前にこの“フライング発表”を耳にしてしまい、サプライズ出演を事前にリークされたことに「ルール違反」だと憤慨。また、大物タレントをドッキリで出演させる演出が台無しとなってしまうことについても懸念を示している。
そうした中、新たなリークで世間を驚かせたのが「東スポ」だ。12月9日、「不穏! 大みそか“ガキ使”に菅野美穂が出演キャッチ!渡部ゴタゴタ騒動に激怒情報」と題した記事の中で、同誌は渡部の出演シーンがお蔵入りになる可能性が高いとしつつ、「見どころであるサプライズ枠が一つ消えてしまった格好だが、それでもまだ“大物ゲスト枠”は残っている」とし、関係者情報から女優・菅野美穂が出演していると暴露した。
同誌によれば、菅野はホテルオーナーに扮して登場し、松本らレギュラー陣を相手に「とにかくガチでキレまくります」とのこと。また、菅野が「ノリノリで収録に臨んだ」とし、かねて「笑ってはいけない」シリーズへの出演に想いを馳せていたとの情報も伝えている。
「もちろん、この東スポがキャッチした菅野のサプライズ登場についての情報が真実なのかは分かりません。ただ、すでに渡部のサプライズ出演が事前に一部メディアから報じられ、それが半ば事実であったと松本も認める発言を残しており、今回の菅野についてもあまりに具体的なリーク情報となりました。ネットでは次々と「笑ってはいけない」の内容が暴露されてしまう現在の状況に対し、『ドッキリ要素が強い番組なのに、ネタバレしないでほしいと言いたい…』『これ以上出演者の情報が漏れるのならダウンタウンの意図が全て台無しになる』『誰が出てくるのか毎回楽しみにして見てるのに、面白くなくなる』との声が上がっています。撮影が大掛かりなものとなり、制作に携わる人間が増えれば増えるほどリークの可能性も高まってしまうのでしょうが、これでは“サプライズ登場”の効果がかなり薄れてしまうことになりかねませんね」(テレビ誌ライター)
大晦日、NHKの紅白歌合戦に唯一対抗できる鉄板コンテンツとして、長くお茶の間に支えられてきた「笑ってはいけない」シリーズ。今年はかなりの情報漏洩を経ての放送となり、視聴者離れに繋がらないことを祈るばかりだ。
(木村慎吾)