SKE48の須田亜香里が12月4日に自身の公式ブログを更新。前日に綴ったブログエントリーが炎上したことを受け、「反省しています」と謝罪している。
須田は3日、新型コロナウイルスの濃厚接触者として自宅待機を余儀なくされたことへの心境を「正直2度と味わいたくなかったことです。メンタルがやられます」と綴った。10月にも同様の状況で自宅隔離を経験しており、「健康なのに仕事ができない」ことの辛さを吐露。
現在29歳の須田は熾烈なアイドルの世界を生き抜いてきたが、「自分の座席は用意されていない」と不安をのぞかせ、「仕事に穴を開けてしまったりすると自分が積み重ねてきたものがぐらりと揺らぐような気がして怖い」「感染者の方の話はよくいろんなところで目にしたり耳にするけど、濃厚接触者のことはあまり聞かないから、きっと同じ戸惑いや苦しみを持つ人もいるんじゃないかな?と思って書いてみたけど、見当違いのこと言ってたらすみません」などと発信していた。
だが、そもそも須田が2度目の自宅待機に指定されたのは、仕事を共にしたNMB48の白間美瑠が先月29日に新型コロナの陽性反応が出たことが発端だった。そうした経緯から、3日の須田のブログに対し、一部から「白間美瑠に恨み節」「白間への嫌味」「一番辛いのは白間さんです」などと非難の声が出てしまい、須田は翌日に反省の言葉を綴った。
「昨日のブログに厳しいお言葉を頂きました」と書き出し、「なぜもっと言葉の先を想像できなかったのか、自分がいかに自分の視点でしか現実を見られなかったのかを痛感し、反省しています。自分の未熟さからご不快な思いをさせてしまったこと、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。また、須田は最後に「新型コロナウイルスの感染拡大で心や身体を傷めてしまっている皆様が、そしてこの世の中が一日も早く、快方に向かうことを願っています」と締めている。
「コロナに感染した白間が一番辛いのはもっともですが、仕事に参加できず、今後への不安を感じているのは須田も同じ。また、須田はコロナへの感染は『誰のせいでもない』と前置きつつ、巷では感染者の嘆きの言葉は聞こえるものの、濃厚接触者の生の証言を聞く機会は少ないと指摘。そうした想いから、“健康なのに働くことができない”もどかしさを表現しました。これを“白間への恨み節”と解釈する声があったのも事実ですが、ネットでは今回の須田の謝罪ブログに対し、『え、これで批判されるの? 素直な濃厚接触者としての悩みだし、普通に共感する』『本当に重箱の隅をつつくように、粗探しをするかのごとく文句を言う人がいるんですね』『何も喋れない。そんな世の中です』と擁護の声が続出。また、炎上した翌日に謝罪の言葉を述べたことについても『その後の対応が大人で素直で真摯だと思います。前向きな性格を見習いたいです』と指摘する声も出ています」(アイドル誌ライター)
やや過剰にも思える須田への批判だが、「言葉の先を想像できなかった」として素直に反省した部分を評価する反応も多かった。
互いにピリついたこのコロナ禍という長いトンネルが、一刻も早く出口を見つけられるよう祈りたい。
(木村慎吾)