芸能リポーターの長谷川まさ子氏が12月6日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、3日に会見で不貞を謝罪したお笑いコンビ・アンジャッシュ渡部建の対応について言及している。
六本木地下の多目的トイレを利用した複数女性との不貞行為を謝罪した渡部に対し、スキャンダル発覚から半年が経過した段階での会見実施には多方面から疑問の声が上がっていた。また、渡部が年末特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の「笑ってはいけない」シリーズへサプライズ出演すると一部メディアに報じられたタイミングでの会見となったことから、その裏には「ガキ使」出演が影響しているのでは?との質問も多く殺到していた。
だが、渡部は不貞に関する謝罪は真摯に行ったものの、番組に関する質問には一切言及できないと説明。「ガキ使」出演の真相を知りたい記者陣と、立場上、番組名すら触れることができない渡部との間には長時間に及ぶせめぎ合いが展開された。
これに関し、自身も会見に参加した長谷川氏は「渡部さんが(ガキ使の)収録をしてるのかしてないのか、仕事復帰してるのかしてないのか。最後の40分は不毛にずっとこのやり取りだったんです」と100分間の“フルボッコ会見”の内、40分は進展のない無駄な掛け合いが続いていたと回想した。
また、長谷川氏は「これがネット上ですごくお叱りを受けているんです」と渡部が答えられない質問を何度も繰り返したリポーター陣にも批判の矛先が向けられているとし、「言えないことは言えないじゃないですか。番組がオンエアする前に言えないことはあるから」「だったら会見が始まる前に事務所の方が出てきてマイクでお話をする時に、我々マスコミに『そのことについては申し訳ありませんが、渡部からは言えないので』って言ってくれれば良かったのになって思いました」とコメントしている。
「この長谷川氏の説明に対し、世間からは納得できないとする声が続々と寄せられています。もちろん、会見前の段階で事務所関係者が説明すれば、あのような事態は未然に回避できたのかもしれません。しかし、それは、渡部が一度『番組のことは答えられません』とはっきり断言したにも関わらず、その後も40分にわたって不毛な質問を続けたことへの釈明にはなり得ません。また、わざわざ事務所からの事前説明がなくとも、演者である渡部がドッキリ企画の様相を呈する『ガキ使』に出演したかどうかを口外できる立場にないことは明らかです。この点について、ネットでも『“言われなかったから聞いた”って凄い言い訳だな。子どもじゃないんだし、自分で考えられるだろ』『本人が、私からは言えませんって言ってるのに、何度も同じ質問を繰り返すのも大人げない』『質問内容も不快だし、その批判に対する言い訳も不快。“言えないこと”を何度も聞いておいて、ちょっと逆ギレしてる?』『寄ってたかって根掘り葉掘り聞きまくった挙句に不毛だったとか…』との反応が寄せられました」(テレビ誌ライター)
なお、今回の世間からのバッシングを受け、渡部がサプライズ出演をしたとされる「笑ってはいけない」の当該シーンはカットされる可能性も取り沙汰されている。
「ガキ使」出演をする為の“復帰会見”とも表現された今回の謝罪会見だが、最終的にカットされるとなれば、渡部にとっては何も得ることのない空振り会見となってしまうかもしれない。
(木村慎吾)