草なぎ剛がトランスジェンダーという難役に挑んだ主演映画「ミッドナイトスワン」が、9月25日の公開から2カ月以上経った今も人気を博している。香取慎吾は、SNSや「7.2 新しい別の窓」(ABEMA)を通じて「自分は俳優を辞めようかと思った」と明かしたほど、親友の演技に脱帽しているようだ。
草なぎは役者として奇才の域に達している。しかし、その素顔はといえば、大のデニムコレクター。16年末にSMAPが解散、17年にジャニーズ事務所を退所したころは、「バイクとデニムを売れば生きていける」と冗談ながらも口にしたほど、総額は常人では計り知れない。
「都内に草なぎが常連のBerBerJinという古着店があります。ここの店長はリーバイス501XXの歴史を残すため、13年に世界の名品を集めた写真集『THE 501 XX』をプロデュースしました。全51本のジーンズが収録されているのですが、そのうちの28本が草なぎの私物。提供したビンテージジーンズの総額は、当時でおよそ4000万円だとか」(アイドル誌ライター)
そのころは、まだSMAP。いっさい口外せず、協力した代価も受け取っていない。
デニムとなれば、金に糸目をつけない。17年までレギュラー出演していたテレビ朝日系「『ぷっ』すま」でも、驚愕の爆買いを見せている。
「人生に1本のデニムを選ぶ」というテーマで、ゲストのトレンディエンジェル、ゆりやんレトリィバァに似合うデニムを見立てた。予算オーバー分はみずから払うことを宣言していたが、すでに番組終了が決定していたため、共演者のユースケ・サンタマリア、大熊英司アナウンサーの分まで自腹で払い、総額104万円を散財した。
「『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でも、仰天行動を起こしています。金曜レギュラーの時代(11年)に、毎回デニムの魅力を語る時間がもうけられたのですが、ついに『草なぎ剛コーディネート!金曜メンバージーパンで登場』と企画化されました。共演者5人の全身をセットアップ。この全額を、草なぎが内緒で負担していたのです」(前出・アイドル誌ライター)
元SMAPでは、木村拓哉と並んで殿堂入りベストジーニストに輝いている草なぎ。ジーンズにかける情熱と金額は規格外だ。
(北村ともこ)