夏といえば焼肉。近年「肉食女子」という言葉が広がったこともあり、焼肉屋に行くことも多いのではないだろうか。そんな何気なく利用している焼肉屋には、ちょっとしたルールがあるのをご存知だろうか。焼肉を仲間と美味しく楽しく食べるためにも、ぜひ注意してみよう。
ルールといっても必ず守らなければならないというわけではないが、まず焼く順番や焼き方には決まりがある。基本的に味付けの薄いものから、少しずつ焼いていくのが通例だ。まずはタン塩、続いて内臓、そしてハラミ、カルビと進んでいく。タレ付きの肉から焼くと網が汚れるという理由もあるが、あっさりしたものから、こってりとした濃い味へ進んでいくほうが人間は美味しく感じるという理由もある。
焼き方は基本的には強火で、かつ短時間で焼くのがポイントだ。いつまでも網の上に置いておくと冷めたり、黒焦げになってしまったりする。食べる分だけ食べるときにだけ焼くのがよく、まとめ焼きは避けたい。
また、まとめ焼きがよくない理由として、ライスが後半にやってくることが多いこともある。ライスと焼肉とのコラボを楽しむためにも、ぜひちょっとずつを美味しく焼いていくようにすると、大人のスマートな焼肉が楽しめるだろう。
最後に、意外とやってしまいがちな間違った焼肉の焼き方がある。それは、何度もひっくり返しながら焼いてしまうことだ。ひっくり返しているうちに肉汁が網の下へ落ちてしまい、旨みがどんどん損なわれてしまうので美味しさを自ら逃してしまっている。一度網に乗せてしばらく待ち、表面に肉汁が出てきたら一度だけひっくり返して、残った部分に火を通すようにして焼き上げるのがポイントだ。
ぜひ焼肉屋に訪れたら、実践してみよう。