お笑いタレントの明石家さんまが1月2日放送の「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!新春5時間SP」(日本テレビ系)にゲスト出演。ロケ企画では巧みな話芸で通行人と交流する姿が話題を集めている。
MCの所ジョージから新年一発目を飾るに相応しいゲストとして紹介されて登場したさんま。地方ロケを敢行した「明石家さんまが行く!ネタ掘れワンワンの旅スペシャル」では茨城県大洗町を訪れ、相棒犬“しのぶ”と共に町を練り歩いた。
途中、さんまは2人組の通行人に話しかけ、「何してんの?」とフレンドリーに質問。1人の男性はアニメファンで、作品の舞台となった土地を巡る“聖地巡礼”で大洗町にやってきたと説明すると、さんまは「え? ここに何あんの? 聖地巡礼って」と問いかけた。
男性は「ガールズ&パンツァーって言いまして、女子高生が戦車に乗って戦うっていう…」と大洗町が“ガルパンの町”としてファンの間で脚光を浴びていることを説明。続けて、同作の主要なキャラクターについて、男性は「主役メンバーが5人で、他にもたくさん…」と大まかな概要を伝えると、さんまは「色々いるんだ? その中で誰が一番好きやねん?」と男性のイチオシのキャラを尋ねた。
これに男性は「西住まほ」と回答。バッグにぶら下げた同キャラのキーホルダーを見せながら「コレがそうです」と話すと、さんまは「可愛らしいなぁ~」「よろしく言うといて~」と言い残し、笑顔で“ワンワンの旅”を再開させていた。
「さんまは『ガールズ&パンツァー』という作品の存在を知らなかったにも関わらず、一切の滞りもなくスムーズなコミュニケーションをさらりと披露。普段、様々なバラエティ番組で個性派タレントたちとのトークを回しているさんまからすれば、この程度の交流は朝飯前なのかもしれません。しかし、ネットでは街ロケで見せたこのアニメファンとのやり取りについて、『可愛らしいなぁーって言ってるとこも良かった』『相手の意見を尊重する考えがすき』『さんまさんの人柄が詰まってる』『一切否定をしないところをみてこの人さすがだなぁ、、と思いました』『さすがとしか言えない。愛される人は、馬鹿にしたりしないし、否定したりしない』との反応が出ています。現在65歳のさんまですが、社会的ブームとなったアニメ『鬼滅の刃』についても、すでに全話鑑賞したことを告白。今の若者が何に興味を示しているのかというアンテナを常に張り続け、それがトークの引き出しを増やすことにも繋がっているのでしょう」(テレビ誌ライター)
初耳のアニメキャラを前にし、咄嗟に「よろしく言うといて~」とさりげなく言えてしまうさんま。そのコミュニケーション能力は大いに参考にしたいところである。
(木村慎吾)