1月7日発売の「週刊文春」に報じられた、歌舞伎役者・中村芝翫の4年ぶり2度目の不貞問題。
芝翫は中学生の頃から歌舞伎ファンだったという大阪在住三十代前半の自称FXトレーダーの女性と京都のホテルで連泊デートを重ねたことをキャッチされたが、前回の不貞の発覚で学習したのか、女性とは別々の部屋を取ったり、外での食事にも別の関係者を同席させたり、ホテルまでの帰り道は割烹の女将を同行させたりと、かなり細かい“工作”を施していた模様。
そんな中、芝翫の妻でタレントの三田寛子の言動が賞賛を浴びている。三田は同誌からの取材にノーメイクで毅然と応じ、コロナ禍のご時世に新年早々騒がせてしまったことについて「ちょっと絶句。本当にお恥ずかしい」と率直な気持ちを明かし、「“私はお母さんじゃない!”と言いたい。人生のパートナーなんです」「家業ですから家族一丸となってやっていかなければいけない」と離婚を否定したという。
三田の堂々とした態度は、芝翫が相手女性との密会を否定し、京都の高級ホテルで互いの部屋を行き来していたことについて「部屋で喋ったりはしてましたよ」などと、しどろもどろに言い訳したのとは対照的だ。
思えば4年前、八代目芝翫襲名直前に最初の不貞が発覚した際も、「不徳の致すところ」と答えるのが精一杯だった芝翫を尻目に、三田は報道陣に真摯に対応し、襲名披露を乗り切った過去がある。
ネットでも「三田さんは凄い方だ。こういう人じゃないと梨園の妻は務まらないんだろうね」「テレビで見る三田さんははんなりした雰囲気の柔らかな物腰が印象的だけど、芯はもの凄く強いんだろうね」「心の中では旦那に対して相当な怒りがあるんだろうけど…本当に強い女性だ」と、三田の言動を絶賛する声が相次いでいる。
「三田さんは流産を経験し絶望感に苛まれていた時に、芝翫が優しく愛情を持って支えてくれたことに感謝し、『この人と一生添い遂げよう』と誓ったことを自ら語り、改めて家を支えていく気構えを示したようです。芝翫さんはずっと三田さんに頭が上がらないのでは」(芸能ライター)
三田が成駒屋の妻としての評価を確固たるものにしたのと反対に、芝翫は評判を落とすばかりだ。
「芝翫さんの不貞発覚はとにかくタイミングが最悪です。前回は中村芝翫という大名跡を継ぐ直前の大切な時期、そして今回はコロナ第3波で演劇界が一丸となって懸命に感染防止対策を講じている中での自分勝手な行動ですからね。危機意識がないと断罪されても仕方ないです。そろそろいい加減懲りて、大名跡を汚さないようにしていただきたいものです」(前出・芸能ライター)
三田にこれ以上の恥を欠かせないよう、芝翫には“芸の道”に専念していただきたいものだ。
(石見剣)