フリーアナウンサーの小倉智昭がキャスターを務める情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系)が、3月26日に終了する。同局のエンタメ情報サイト「フジテレビュー!!」など複数のメディアが1月13日に伝えた。22年の長い歴史に終止符を打つ。
1月13日放送の最後に小倉は3月の番組終了を告げ、「次の世代の人にキャスターのポジションを譲って、新たなる番組がスタートしてもらうといいのかな」と語り、年配の政治家を見て、「ああ、やっぱり年をとるとダメだなと少しずつ思うようになりました。そんなこともあって、私はそろそろいいのかな」と番組卒業宣言をした。
後番組については、「サンケイスポーツ」は出演者を一新した生活情報番組と伝え、「日刊スポーツ」は同じような情報番組でお笑いタレントやアイドルなどがキャスター候補に挙がっているといると報道した。
情報は錯綜しているが、2020年9月の「週刊女性」が小倉の後継者として、お笑いタレントのカズレーザーを挙げていた。記事によると、カズレーザーは頭の回転が早く、キレのいい発言は視聴者に支持されており、制作スタッフからの評判もいいとか。
1月12日放送の「とくダネ!」でも、成人式の日に酒を回し飲みするなどして暴れる新成人に対して、カズレーザーは「毎年、ある一定数いる愚か者」と指摘し、わざわざ「報道する意味はないと思う」とバッサリ。カズレーザーの意見に賛同した視聴者も多かったはずだ。仮にカズレーザーが小倉の後任になると、朝の同時間帯で放送される情報番組で“お笑い戦争”が勃発するとテレビ誌ライターは推測する。
「4月からスタートする『グッとラック!』(TBS系)の後番組では、お笑いコンビ・麒麟の川島明がMCを務めます。カズレーザー同様、コメント力の高さは折り紙つき。一方、『スッキリ』(日本テレビ系)では、お笑いタレントの加藤浩次がMCを担当。加藤も歯に衣着せぬ発言で視聴者を“スッキリ”させることが多く、好感度は高め。加藤、川島、カズレーザーの“3K”対決になれば、朝の情報番組は面白くなりそうです」
お笑いタレント同士、切磋琢磨してお茶の間を笑いの渦に巻き込んでほしいものだ。
(石田英明)