アイドルグループ・V6の岡田准一が1月28日、「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)に出演。昨年8月に亡くなった渡哲也さんとのエピソードを語った。
岡田は「これまで出会った中で一番オーラがあった芸能人は?」と問われると、「渡哲也さん」と回答。「朝、僕が(現場に)入った時に(渡さんが)『岡田さん、一緒にコーヒー飲みましょう』って言って。2人でコーヒー1杯飲んでからメイクするっていう時間があって」と渡さんとの共演時のエピソードを披露した。
その時、岡田が驚いたのが「僕に対して『岡田さん』って、さん付けで呼んでくれていて。当時僕が19歳ですよ」とまだ10代で役者として駆け出しの自分にも敬称を付けてくれたこと。渡さんはその理由について「自分が裕次郎さんに『渡さん』と呼ばれたんだ。だから自分もさん付けで呼ぶんだ」と語ったという。
ネットでは《やはり本当の大物になるほど腰は低く、相手を尊重する態度になるのですね。見習いたい》《謙虚に礼儀正しく驕る事なく。分かっていても難しい、自分も精進せねば》《カッコいい昭和の男って感じだな。岡田くんは誰かさん付けで呼んでるのかな》など渡さんの振る舞いに絶賛の声が殺到した。
「岡田はこの件以来、渡さんを見習って後輩俳優にも敬語を使っています。俳優の妻夫木聡は同い年なのに“律儀すぎる”という思いから『いつも敬語で寂しいです。でも岡田くんが誠実だからこそ敬語になっているんだと信じたいです』とテレビ番組で“不満”を述べたことも」(芸能記者)
役者としても高い評価を受けている岡田だが、その原点には渡哲也さんから受け継いだものがあるのは間違いないだろう。
(柏原廉)