お笑いトリオ・四千頭身が2月11日放送の「千鳥のクセがスゴいネタGP」(フジテレビ系)に出演し、衝撃的なパフォーマンスで視聴者をザワつかせた。
センターのツッコミ担当・後藤拓実を筆頭に、ボケの石橋遼大、都築拓紀らが醸し出すユルい空気感が若者の間でウケている四千頭身。この日の放送では「美容師」をテーマにした漫才を披露し、客の役を演じた後藤が両サイドに立つ石橋と都築を相手に交互にやり取りを繰り返すと、石橋が唐突に取り出したハサミで後藤の髪の毛を実際にカットし始めた。
驚く後藤が「ちょっと待って、(地毛に)いってるよね?」とツッコミ。すると、都築もまた逆サイドからバリカンで後藤の髪をごっそりと剃り始め、あれよあれよと後藤の髪型は石橋と都築によって雑なカットを施されてしまった。これには、MCの千鳥も「切るな切るな」「どう直すねん」と驚くと、タレントの朝日奈央は「あんなカラダ張るんですか」とリアクションしている。
「四千頭身といえば、現在のバラエティ界を席巻する“お笑い第七世代”の代表格として、2020年は大ブレイクを果たしました。ただ、2月4日に出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の中で、後藤は『今年に入って“第七世代”って聞かなくないですか? 僕らほどあの言葉にすがっていたトリオいないと思う。賞レースも決勝に出てないし、第七世代の言葉がいなくなったらこのまま(四千頭身自体も)いなくなる』と危機感を覚えていると告白。わずか芸歴5年目という超早咲きとなった彼らですが、すでに今後への焦りがあることを明かし、今回の『クセスゴ』でのカラダを張ったネタもそうした危機感が背景にあったのかもしれません。その甲斐あってか、“地毛カット”の美容師ネタは大好評。SNSを始め、ネット上では『今日の四千頭身のネタめっちゃ面白かった!』『体張ったね。でもすごい笑っちゃいました』『芸人魂が凄すぎる』『久しぶりに漫才を見たけど、めちゃめちゃ笑いました! やっぱり四千頭身大好き!!』との歓声が躍っています」(テレビ誌ライター)
スタジオの共演者を始め、お茶の間を一瞬ザワつかせた四千頭身のネタだったが、その評価は抜群に高く、3人の芸人魂も存分に伝わるものだったといえるだろう。
(木村慎吾)