直近の転職を考えていたり転職を視野に入れたりしている方は、不安を抱えているケースも多いのではないでしょうか。新しい環境に飛び込む際は、誰しもそうした感情になりやすいもの。そんなとき、事前の情報収集や企業とのやり取りが、不安払拭の鍵を握りそうです。
20代の採用をトータルでサポートする学情が2021年1月、20代専門転職サイト『Re就活』へのサイト来訪者335名を対象に行った調査で「転職において不安なこと」(複数回答可)を尋ねた結果、多かった回答TOP3は「希望している仕事に、自分自身の適性があるか」(62.1%)、「仕事内容が希望と一致しているか」(61.2%)、「転職先の企業になじめるか」(53.1%)だったそう。
希望する業種が未経験のケースもあるため、自身の希望とはいえ、イメージ通りの仕事内容なのかどうか、前向きに続けることができるかなどは気になるところですよね。仕事面に限らず、同僚や上司との関係づくりに不安を抱える方も多いようです。
また、同調査で「転職前に知っておきたいこと」(複数回答可)を尋ねた結果、多かった回答TOP3は「具体的な仕事内容」(82.1%)、「職場の雰囲気」(71.3%)、「1日のスケジュール例」(53.7%)だったとか。
「転職の決断に覚悟を持つために、実際にどのような仕事をするかは、より詳細に知っておきたい」「具体的な仕事内容がリアルに分かると、求められている人物像や必要なスキルもイメージしやすい。企業の期待と、自分自身ができることのミスマッチをなくせると思う」などの声が寄せられたそうで、転職の不安要素として挙げられた仕事内容や、自身が実際に仕事をするイメージが具体的に知りたいと考えている方が多いようでした。
ちなみに、同調査で「副業やインターンシップなどで、入社前に仕事体験ができたり、企業の雰囲気を知ることができる機会があったら志望度が上がりますか?」と尋ねた結果では、「志望度が上がる」が40.5%、「どちらかといえば志望度が上がる」が33.6%だったとのこと。
仕事内容や実際の現場をイメージできる情報を得たい、できれば実際に体験して確かめたいと思っている人が多い様子。できるだけ具体的に情報収集すること、可能ならば実際に見聞きすることが、多くの人が抱える転職の不安を和らげそうですね。
(Nao Kiyota)