テレビ朝日・弘中綾香アナウンサーが3月1日放送の「どうする?withコロナの就活&働き方」(ABEMA)に出演。就職活動に臨む学生に向けて戦略的なアドバイスを送っている。
2013年4月に同局に入社した弘中アナは、自身の就職面接時について「学生時代に部活のマネージャーをやっていたので、『球拾いとか選手のゼッケンの洗濯など、本当に地味で誰もやりたくないようなことを一生懸命できる人です』って言ってアピールしていた」と振り返り、在学中の活動を上手く生かしてセルフプロデュースしていたようだ。
この巧みな話術に対し、「2ちゃんねる」創設者・ひろゆき氏も「上手いですね」と絶賛。弘中アナは続けて、「『社会に出ても会社に入っても、こういう子って使えそうだな』と思われるだろうなと思って、ずっと言っていました」とその狙いを明かすと、再びひろゆき氏は「計算高いですね」と驚いた。
元々はアナウンサーを目指していたわけでもなく、「アナウンサー(狙いの)就職をしていなかったのが、良いも悪いも裏目に出たというか」という弘中アナ。無事にテレビ朝日からの内定を得られたのは「他の人と違ったから」とも分析し、学生に対しては「どう会社の人、面接官に『こいつ使えるな』『こいつ使いたいな』と思ってもらえるかを考えて、あざとくいくっていうのが一番良いかな」と助言している。
「弘中アナのテレ朝入社試験での存在感については、同局で『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』といった番組を担当し、彼女の面接官を務めたプロデューサー・加地倫三氏がラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)の中で振り返ったことがあります。いわく、他の就活生に比べて『アナウンサースキルは酷かった。声も良くないし、滑舌も』としながら、『フリートークは図抜けて面白かった。全部にオチを付けてたし』と評価。目下、オリコンが実施する“好きな女性アナウンサーランキング”では2連覇を達成し、向かうところ敵なし状態の弘中アナですが、もはや同局においてはアナウンサーというよりも、“専属タレント”のような立ち位置で様々なバラエティー番組に出ずっぱり状態です。
当初はアナウンサーではなく総合職を志望していたという弘中アナですから、クイズ番組から恋愛番組、トーク番組に至るまで、会社の求める仕事を淡々と“一生懸命できる人”なのでしょう。ネットでは、そんな弘中アナの就職アドバイスに関し、『どんな世界でも“使いたい”と思わせるように振る舞うことは重要』『たしかに誰もやりたがらない地味な仕事にも取り組める人は、会社の中で大事にされると思う』『何事にも頭を使って対処しなさいってことでしょ。良いと思います』との好意的な反応が寄せられています」(テレビ誌ライター)
ただ、これまでの弘中アナによる“成り上がり”の背景には、圧倒的なトーク術はもちろんのこと、男性受けするアイドル級の美貌も大きな強みとして影響していたことは間違いないだろう。
(木村慎吾)