コロナ禍でおうちごはんが多くなっている昨今。でも、家族の料理を毎日毎食作るのは大変ですよね。今やいろんな冷凍食品や加工食品もありますが、せめて手作りの作り置きを食べさせたい。手を抜けるのに美味しくて時短にもなって‥‥なんて都合のいいことを考えていたら、テレビでドンピシャのアイデアが紹介されていました。それが「冷凍コンテナごはん」。
「冷凍コンテナごはん」とは、手作りする冷凍保存ごはんのこと。家事代行マッチングサービス「タスカジ」で予約が取れないほど大人気の時短料理家・ろこさんが何度も試行錯誤して考案したそう。その特徴は、調理せずに、コンテナ容器に1食分の食材を並べ、味付けをして、冷凍保存する──というもの。それを食べたいときに電子レンジでチンすれば、できたての料理を味わえる、というわけです。
で、気になる冷凍コンテナごはんの作り方の手順ですが、STEP1〉コンテナ容器に材料をすべて入れる STEP2〉冷凍庫で保存(最大1カ月保存可能) STEP3〉食べたいときに電子レンジでチン! 以上。
ろこさんが特に意識したのはが次の2点。事前にフライパンや鍋を使わないこと、つまり調理なしでコンテナに詰めるだけという点と、電子レンジによる加熱は1回だけということ。これなら、お子さんでもお年寄りでも簡単にチンして食べられますね。
また、アレルギーがあったり、好き嫌いが多いお子さんでも大丈夫。残ったごはんや余った野菜なども、パパッと作って冷凍庫に入れるだけなので、無駄が出ずに節約にもなりそう。
最後に、ろこさんの著書「詰めて、冷凍して、チンするだけ! 3STEP 冷凍コンテナごはん」の中から、人気の「ハッシュドビーフ」と「ベーコンとコーンのクリームチーズパスタ」を紹介しておきましょう。
ハッシュドビーフ
【材料】牛薄切り肉…100g、玉ねぎ…1/8個、しめじ…50g、小麦粉…小さじ1/2、トマトケチャップ…大さじ2、ウスターソース…大さじ2、酒…大さじ2、洋風スープの素(顆粒)…小さじ1、バター…8~10g
【作り方】STEP1〈準備〉玉ねぎは薄切りに、しめじは石づきを切り、小房に分け、コンテナへ。牛肉を5cm幅に切り、小麦粉をまぶし、コンテナへ。水大さじ2とあらかじめ混ぜ合わせておいた調味料をコンテナに入れ、バターをのせる。
STEP2〈冷凍〉コンテナの蓋に料理名、日付、加熱時間をラベリングしておくと便利。
STEP3〈食べる時〉ふたを斜めにのせ、電子レンジで7分加熱して出来上がり。
ベーコンとコーンのクリームチーズパスタ
【材料】スパゲッティ…100g、オリーブオイル…小さじ1、ベーコン…2枚、キャベツ…1枚、アスパラガス…1本、ホールコーン(缶詰)…大さじ3、洋風スープの素…小さじ2、にんにく(すりおろし)…少々、塩こしょう…少々、クリームチーズ…30g
【作り方】STEP1〈準備〉スパゲッティを半分に折って「X」の形にして、コンテナに入れる。水250mlとオリーブオイルを入れ、麺となじませる。ベーコンは2cm幅、キャベツは3cm角、アスパラガスは斜め薄切りにしてコンテナへ。コーンを入れ、最後にクリームチーズをのせる。
STEP2〈冷凍庫〉コンテナの蓋に料理名、日付、加熱時間をラベリングしておくと便利。
STEP3〈食べる時〉ふたを斜めにのせて、電子レンジで12分(スパゲッティの既定の茹で時間+5分)加熱。トングで、下から麺と具を絡めるように混ぜて出来上がり。
お試しあれ。