ネット上に波紋を広げた、モデルで実業家でもあるマリエによる元お笑いタレント・島田紳助の「性接待強要問題」。
マリエの暴露発言の中で、肉体関係を持ちかける紳助に追随し、「マリエちゃん、やりなよ」などと勧めたと名指しで明かされたお笑いタレント・出川哲朗とお笑いコンビ・やるせなすの所属事務所が、それぞれマリエの発言を否定した。
出川が所属するマセキ芸能社は「先日SNSの生配信で女性タレントが発言された内容について出川本人に確認したところ、番組の収録後の打ち上げで出演者、事務所関係者、番組スタッフなど大勢がいる場では同席したことが一度ありましたが、プライベートで食事に行ったことは一度もなく、お騒がせしているような事実はないと申しております」と社長名による声明文をホームページに掲載。
やるせなすも同日、メンバーの石井康太のブログ上に「先日女性タレントの方がSNSにて生配信された内容について やるせなすに事実確認を行いましたところ、番組収録後の打ち上げで複数の出演者、番組スタッフらと1度だけ当該の女性タレントの方と同席したことはございますが、配信の中で話されているような事実はなかったことを確認いたしました。お騒がせいたしましたことをお詫び申し上げます」と所属事務所・ワタナベエンターテインメント名義のコメントを発表している。
一方、マリエは10日、ナビゲーターを務める「SEASONS」(J-WAVE)に生出演し、番組冒頭に「今週は皆様からのたくさんの愛あるメッセージ届いております。本当にありがとうございます」とコメントした。
「何についての感謝なのか番組内で具体的に語ることはなかったのですが、番組の公式サイトのコメント欄にはマリエさんのネット配信を受けて応援・励ましの声が多数届いていたようですので、そんなリスナーへの感謝の声と解釈して間違いないでしょう」(芸能誌ライター)
マリエはまた、出川ややるせなすの所属事務所の見解を受けて、11日昼、「Yes it’s happened in that day. Thank u for your memory. そうですその日の打ち上げでの出来事でした。私は嘘をつきません。」と投稿している。
こうしてネット上で大騒ぎになっている“マリエ爆弾発言”だが、スポーツ誌・ワイドショーが大きく取り上げることは、今のところない。
「マリエがネット配信で爆弾発言をしたのが4日未明で、ネットニュースで騒がれ始めたのが7日ごろからです。週末に放送されるワイドショーでこの問題をどう取り上げるのか注目されましたが、どの番組も“オールスルー”。11日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で松本人志がゲストのお笑いコンビ・シソンヌの長谷川忍を紹介するくだりで『マリエさんについてちょっと』と長谷川に質問し、長谷川が『あの‥‥ちょっと1回考えさせていただいていいですか? あれは裏が取れてないんで何とも言えないです』と困惑して爆笑を呼びましたが、ニュースとして取り上げることはありませんでした」(前出・芸能誌ライター)
「ワイドナショー」と同時間帯に放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系)もこの問題をスルー。
「マリエは配信で、当時自分を守ってくれた人として爆笑問題の2人を挙げていましたので、2人が同番組で何らかのコメントをするのではと注目を集めたのですが、結果としては何も語らなかったですね。また、島田紳助が当時所属していた吉本興業やマリエが所属するレプロエンタテインメントはこの件についてコメントしていません」(前出・芸能誌ライター)
コトの真相が明らかになる時は来るのか。
(石見剣)