嵐の松本潤が役者として飛躍する。
16年と18年に放送された主演ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」(TBS系)が今年の冬に「99.9 -刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)」として初の映画化。23年放送予定の大河ドラマ「どうする家康」(NHK)でも主演を務めることが決まっている。ジャニーズタレントの大河主演は、東山紀之、香取慎吾、滝沢秀明、V6の岡田准一に続き5人目となる。
松本といえば、グループきってのおしゃれ番長にしてファッションセンスが奇抜。かつて広島のコンサート会場に、スカイブルーを基調にしたシルク生地に、ピンクの大きな花が腰から胸あたりに巻き付いているジャージ、色付きのサングラス、柄が散りばめられたキャップをかぶって平然と現れた。二宮和也はその泰然さに、度胆を抜かれたという。
「ド派手スタイルに驚いたのは、親友の生田斗真も同じ。ある日、スカジャンを着ていたマツジュン。ハワイの露天商で売っているようなチープさで、夕焼けのヤシの木の絵柄。斗真さんがイジると、途端に機嫌が悪くなったそうです。ネットで調べると、価格はなんと50万円もしたそうです」(アイドル誌ライター)
小さい頃から、黒い瞳に丸い顔。濃い顔立ちで目立つかわいさだったせいか、人に見られることを意識する年齢も早かったようだ。小学生でファッションに目覚め、同学年の男子が短パンにハイソックス、Tシャツという子どもらしい服装でも、松本はおしゃれを意識。小学5年生で上下をデニムで「セットアップ」することを覚えていた。
「中学1年生で学級委員長になり、仕切れる立場になると、自分のファッションを強く主張。3年生の修学旅行では、『目立ちたくない』という理由でベロア生地の上下ジャージ。みんなは制服(笑)。本人の言葉とはうらはらに浮くほど目立っていたそうです」(前出・アイドル誌ライター)
その旅行で手にしていたのは、ルイ・ヴィトンのボストンバッグ。中2で高級ジュエリーブランド「クロムハーツ」のブレスレットを初めて購入しており、周囲からすれば、やや鼻につく中学生だったようだ。
オレ様ファッション全開だった小・中学生時代のマツジュン。派手な格好でも浮かない芸能界は、さぞかし居心地がいいだろう。
(北村ともこ)