杉咲花主演の朝ドラ「おちょやん」(NHK)の第99話が4月22日に放送され、ヒロイン千代(杉咲)と夫・一平(成田凌)の離縁が成立。成田演じる一平のクズ夫ぶりに、ツイッターでは「一平のどあほ!」がトレンド入りを果たした。
明治末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代が、女優の道を駆け上がっていく姿を描いたこの物語。ところが第20週では、「鶴亀新喜劇」劇団員の灯子(小西はる)が一平の子供を妊娠。4月22日の放送回では、稽古場で一平が「堪忍。俺と離縁してください」と土下座。「生まれて来る子を守ってやりたい」と千代を追い詰める。自宅に戻り子供のように可愛がっている寛治と千代は夕食をとるも、怒りと悲しみがこみ上げてきて号泣。「うちがいてへんかったら何もできなかった」「ご飯も作って劇団員の面倒も見て、なんで、なんでうちやあらへんの!」と思いをぶちまける。その様子を見た寛治が箪笥の中の一平の着物を叩きつけ、「一平のどあほ!」と怒鳴る場面に「一平のどあほ カス 最低 クズ、卑怯者」「こんな胸くそなやつなんて思いもしなかった」、さらには「こんなしんどい朝ドラなんで見てるんやろ」といった厳しいコメントがネット上では飛び交っている。
さらに番組後の生番組「あさイチ」(NHK)の恒例「朝ドラ受け」では、今年4月期から番組MCに加わった鈴木奈穂子アナウンサーが開口一番「もう‥‥一平のどあほ!って感じ!」と怒りを露わに。「朝ドラおじさん」の異名を持つ博多華丸も「予選なしで、ダメ自慢に出られますね」とリアクションして見せた。
しかし、こんな心配をする声もある。
「成田凌はせっかくヒロインの相手役を勝ち取ったのに、今回クズ夫を演じたおかけでイメージがガタ落ち。2019年に映画『カツベン!』で主演を務めて毎日映画コンクールの男優主演賞を受賞。GWには、やはり主演を務める映画『くれなずめ』も公開されます。あまりに印象が悪い今回の展開に、観客動員に影響が出ないか、心配する声も上がっています」(女性誌記者)
ぜひとも次回作で人気を取り戻してほしいところだ。
(窪田史朗)