コロナ太りの悩みが増えるいま、体脂肪を効率的に燃焼させて、少なくとも今の体型はキープしたいですよね。
整形外科医でスポーツドクターでもある中村格子さんの著書「あきらめていた体脂肪がメラメラ燃えてなくなる『熱トレ』」(PHP研究所刊)では、年齢に関係なく体脂肪が燃えるトレーニング方法が紹介されていますが、まずは姿勢を正すことが重要なんだそう。
そこでポイントになるのが「抗重力筋」です。これは、腹直筋や腹横筋、大腿四頭筋、ハムストリングスなど、姿勢を保つために重力に逆らって使う筋肉で、体脂肪の燃焼にも関わるとか。実は姿勢を正すだけで、この抗重力筋の軽いトレーニングになるのだとか。逆をいえば、姿勢が悪いと抗重力筋は弱ってしまうということなんですね。
ちなみに、脂肪を燃やすということは、「脂肪を炭酸ガスと水に分解してエネルギーに変換する」という意味。脂肪1kgで7,200kcal分のエネルギーを得られるので、1kg痩せるには7,200kCal分ものエネルギーを消費する必要があるということだそうですよ。
また、京都大学名誉教授である森谷敏夫さんの著書「結局、炭水化物を食べればしっかりやせる!」(日本文芸社刊)によれば、体脂肪を燃やさなければ体重は減らないのだとか。炭水化物を抜く糖質オフダイエットで体重や体脂肪率が減ったとしても、それはただ水分が減っただけ。大切なのは、炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく摂りながらカロリーをちょっとだけ減らし、ちょっとだけ運動するというのを毎日続けること。消費カロリーを1日200kCalほど増やし、1ヵ月で脂肪を1kg減らすのが理想的なんだそうです。
体脂肪を効率よく減らしたいなら、これらを意識してみてはいかがでしょうか。