タレントのイモトアヤコが東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを辞退した件で5月20日、辞退の理由が当初の説明と異なることが鳥取県の発表によって明らかになり、物議を醸している。
鳥取県の平井伸治知事が5月20日の記者会見で明かした内容によると、当初発表されていた「県が辞退を求めた」としたのは虚偽で、実際はイモト側から辞退の意向が示され、要望に応じて「説明を変えた」と述べ、謝罪した。
ネットでは《なぜ、事務所はそんなことをお願いしたのでしょう? このコロナ禍では、辞退やキャンセルを責める人などいないと思いますが》《他責にしておきたい、という事務所の意向でしょうね。当の本人がどう思っていたのか、気になりますけど》《イモトさんと事務所と県。当初は県が泥を被っていた形だが、嘘がバレることで三者とも評価を下げる結果になった。もちろん「誰も責められるべきではない」との意見も当然だけれど、シンプルに「なんだウソついてんじゃん、ケッ」ということだ》など疑問や推測、批判などさまざまな声が殺到した。
「イモトは当時、自身のインスタグラムで聖火ランナー辞退についての思いを長文で投稿。そこには『今回「鳥取県実行委員会からの感染拡大の懸念により著名人の公道走行は御遠慮頂きたい」と要請があったこともあり、このような決断させて頂きました』と明言しています。事務所がイモトに意思確認をせずに鳥取県と話し合って辞退することにしたのか、あるいはイモトも承知でインスタグラムに投稿したのかは不明ですが、このことについて今後、イモト本人から何か説明があるのかもしれません。イモトは普段から『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のロケで日本全国を飛び回っており、実際、ここ数カ月だけでも熊本、兵庫、愛媛、群馬、静岡に行っています。それなのに、なぜ鳥取だけを避けたのか。辞退を県の意向ということにしてしまったのか。いろいろと疑問が残ります」(芸能記者)
どんな事情であれ自治体が虚偽の発表を行うことなどあってはならない話。イモト、あるいは事務所からの釈明が待たれるところだ。
(柏原廉)