最近、肌がなんだか老化しているかも……と感じる人は、スキンケアだけでなく食事の見直しも必要かもしれません。では、肌のアンチエイジングには、どんな食品がよいのでしょうか。
一般的には、メラニン色素の生成を抑制するビタミンC、抗酸化作用があって血行を促進するビタミンE、肌のターンオーバーを促進するビタミンAといった栄養素を含む、野菜やナッツ類がよいとされています。
また、近年は「AGE」という肌を作っているコラーゲンにたまる糖化物質がシワやシミ、たるみなどの肌老化の原因とされているため、糖質を減らすことも必要だといわれています。これは、糖質を摂ると糖化が起きるため、AGEが増えてしまうからです。
そのような中、意外な食品に“ゼラチン”があります。実は、ゼラチンを食べることで「肌のハリがよくなった」「シワが減った」と実感する人がいるようなんです。
朝日大学経営学部准教授の藤野良孝さん、真野博さん監修、浜内千波さんレシピの「すごい! ゼラチンふりかけ健康レシピ」(扶桑社刊)によれば、ゼラチンを摂取すると、その分解物が血流にのって肌の奥の真皮の繊維芽細胞まで届けられ、「弾力を保つための組織をつくれ」という命令を出すのだとか。
同書では、粉ゼラチンと黒すりゴマやカレー粉、しょうがパウダーなどを合わせてふりかけにし、料理にかけて食べる方法が紹介されています。
肌のアンチエイジングのために、ゼラチンをプラスしてみるのも一つの方法かもしれませんね。