仕事をしながら音楽を聴くと、なんだか仕事がはかどる気がしませんか? でも、実際はそうではないこともあるようです。
例えば、好きなアーティストの歌詞付きの音楽を聴きながら、仕事や勉強をした経験がある人も多いと思います。でも、精神科医である樺沢紫苑さんの著書「学び効率が最大化する インプット大全」(サンクチュアリ出版刊)によると、記憶や読解を行うときは「言語脳」を使いますが、歌詞のある曲はその言語脳に負荷をかけ、とくによくないのだとか。
ただし、ある実験結果によると、仕事や勉強の開始前にテンポの速い曲や自分の好きな曲を聞いてテンションを上げるのは、脳科学的に効果があることは分かっているそうです。このことから、仕事や勉強開始10~15分前の音楽鑑賞はいいとされているそうです。
また、「明日、会社に行くのが楽しみになる お仕事のコツ事典」(文響社刊)によると、BGMを流すと単純作業がリズミカルになるといいます。例えば、運動界の定番「天国と地獄」「クシコス・ポスト」などのクラシック曲は、作業の手が一段とスピードアップするかもしれません。
仕事前、仕事中の音楽鑑賞はポイントを押さえて活用し、モチベーションを上げていきたいものですね。