お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が6月5日、ラジオ「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演。5月31日に行われた配信ライブの終了後に倒れ、救急車で搬送されていたことを明かした。
若林が倒れたのは南海キャンディーズの山里亮太とのユニット「たりないふたり」の解散ライブでのこと。若林によると、「ライブ中は大丈夫だったけど、終わって袖に入ったとたん、体に何百キロの鉛がドンと乗った感覚になった。ヘナヘナって仰向けになって、手足の先がしびれて感覚がない」という状態だったという。そのうち、しびれが全身に達していったが幸い声は出せたので放送作家として参加していたお笑いコンビ・どきどきキャンプの佐藤満春に「ちょっと誰か呼んできて」と頼み、救急車で搬送されたという。
幸い、精密検査を受けたが異常はなく、診断は「過換気症候群」。一般的に「過呼吸」と呼ばれる症状で、呼吸回数が増えて血液中の二酸化炭素が不足した状態だったため、全身のしびれやふらつきなどが起きたと思われる。若林は「救急車を使用してしまい、ご迷惑をおかけした」と謝罪した。
ネットでは《私も過呼吸で救急車呼んだことある。その時は過呼吸だと気づいてないから本当に死んじゃうかと思った》《私も過呼吸で救急搬送されたことがある。苦しくてわけわからなくなって涙出て》《私、酷い過呼吸になった時に手足が硬直して手の指が逆に反り出して痛くて怖かった。ただでさえ呼吸が出来なくて死にそうになってたから人はこんな風に死んでいくんだと身に染みました》など同じような体験をした人からの声が多く寄せられた。また、《結果的に救急車を呼ぶ程のことじゃなかったとしても、色々な病気の可能性もあるからね。自分で病院行けないくらいの症状あるなら躊躇わないで呼んだほうがいい》など謝る必要はないという声もあった。
「若林は04年に当時付き合っていた彼女に振られ、そのショックで過呼吸になったことがあるそう。その時は相方の春日に携帯電話で助けを求めたところ、春日は『それは恐らく過呼吸だな』と断言。春日は『ビニール袋に口を当てて呼吸するといい』と漫画で得た対処法を伝え、若林がそれを実行したところ収まったといいます。過呼吸はストレスやプレッシャーなどで自律神経が乱れると発症しやすくなると言われており、最近では欅坂46時代の平手友梨奈が2017年の『NHK紅白歌合戦』のパフォーマンス後に過呼吸を起こしました。若林もライブ後に起こしたのでストレスやプレッシャー、疲労が大きかったのかもしれません。ちなみに、春日が伝授したのは正確には紙袋を使った“ペーパーバック法”ですが、窒息の恐れもあるので、この手法は現在では推奨されていません」(芸能記者)
10本近いレギュラー番組を抱え、その多くでMCも務めている若林。心身に負担をかけすぎないようにしてほしいものだ。
(柏原廉)