イケメンが集うジャニーズ事務所には、子役を経験して移籍してくる者が少なくない。元タッキー&翼で、現在はジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明、昨年退所した山下智久は、もともとほかの事務所の子役だった。KinKi Kidsの堂本剛は、地元・関西の児童劇団に所属。「堂本直宏」という芸名でおよそ4年間活動しており、87年に放送された連ドラ「ダウンタウン物語」(MBS)で浜田雅功の幼少期を演じている。
剛と同じく、子役時代に多くの作品に出ていたのはHey!Say!JUMPの有岡大貴。10歳の時にスーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」に出演。連続時代劇やMr.Childrenの楽曲「ファスナー」のライブ用映像にも出ている。
意外と多いのが劇団四季出身だ。
「ジャニーズJr.で群を抜いたダンススキルを持つTravis Japanの川島如恵留は、小学生の時に姉の想妃愛とダンスカンパニー『アイビィーカンパニー』に入団。四季の代表作『ライオンキング』のヤングシンバ役に抜てきされ、107回ほどステージに立っています。退団したわずか4カ月後にジャニーズへ移籍しました」(演劇関係者)
色白で日本人離れした顔立ちの川島は、オランダ人の血が8分の1入っているワンエイス。青山学院大学卒の27歳だ。
努力家の川島と同じヤングシンバ役を演じたことがあるのは、関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ! groupの佐野晶哉。
「圧倒的な歌唱力の佐野は、7歳からジャズダンスやバレエなどをひと通り経験。兵庫県芦屋市にあったミュージカルプロ養成スクールに所属して、『サウンド・オブ・ミュージック』でクルド役、『ライオンキング』でヤングシンバ役を演じました」(前出・演劇関係者)
ほかにも、俳優の高田翔もジャニーズ入所前の07年まで別の芸能事務所に所属。劇団四季へ移籍後は、同じくヤングシンバ役を射止めている。大の競馬好きのため、フジテレビ系「みんなのKEIBA」に不定期出演している。
劇団四季の創設者で、演出家・実業家など多くの肩書きを持った浅利慶太氏とジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏は大親友だった。劇団四季出身のジャニーズ多いのは当然の運命かもしれない。
(北村ともこ)