日本のみならず、海外では翻訳版が42以上の国と地域で販売され、全世界累計発行部数は4億8000万部を突破している尾田栄一郎氏の大人気漫画「ONE PIECE」。いま、この作品を超えた漫画があると6月28日の「沖縄タイムス」が報じた。
その作品とは、空えぐみ氏の「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」通称・沖ツラ。那覇市のジュンク堂書店では、「ONE PIECE」の最新刊の販売数を上回り、コミック売り上げのトップをばく進中だという。
物語は、本土から沖縄に転校してきた男子生徒・中村照秋が好きなったのは同級生の喜屋武ひな。明るくて気さくな元気な女の子なのだが、うちなーぐち=沖縄語しか話さない。例えば朝から「さっきのかたぶい、でーじだったね(さっきの豪雨たいへんだったね)」と声を掛けられても、「くるざーたーかむんな?(黒砂糖食べる?)」と聞かれても、まったく意味がわからず、会話がなり立たない。
そんな中村にひなの親友・比嘉かなは、いつも通訳してくれる。だがそれは、中村が好きで話すきっかけが欲しかったのだ。そんな、三角関係を描いた学園ラブストーリー。
「言葉だけでなく、一度でも沖訪したことのある人ならば、誰もが体験したことのある“沖縄あるある”のオンパレード。沖縄好きの人にはたまらないエピソードばかりで楽しめます」(週刊誌記者)
言葉だけでなく、沖縄独特の風習なども満載の作品。沖縄文化を知ることもできる良作だ。