井ノ原快彦主演ドラマ「特捜9 season4」(テレビ朝日系)の最終回が6月30日に放送され、平均視聴率は13.9%を記録。全話の平均視聴率は13.2%と、今期も安定の人気で幕を閉じた。
今期のseason4は視聴者をヤキモキさせた。かねてから降板の噂があった村瀬健吾役の津田寛治が、何者かに襲われ足を負傷。リハビリに励むも、車いす生活を余儀なくされる展開に。今期は、村瀬なしに物語が進行したこともありやはり降板するのかと視聴者は不安になっていた。
しかし、最終回ではケガをした村瀬を公私ともに支えてきた相棒の小宮山志保(羽田美智子)と結婚、という結末だった。
この展開に視聴者は「やっと結婚にこぎつけた。でも、職場結婚だとどちらかが異動しなきゃいけないから、津田さんもう出ないのかな?」「村瀬と小宮山が結婚してハッピーエンドはよかったけど、夫婦が同じ部署はまずいからって村瀬さんが異動しちゃうのかな? それで噂どおり降板するのかな?」など、不安が広がった。
「9の刑事、浅輪直樹(井ノ原)、小宮山、村瀬、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)は2006年から放送された渡瀬恒彦主演の『警視庁捜査一課9係』から15年続いています。17年に死去した渡瀬さんは生前『メンバーが1人でも欠けたら終了』と話していました。来シーズンも同じメンバーで制作されるのか。人気作だけに、視聴者の興味は尽きません」(テレビ誌ライター)
ファンとしては、渡瀬イズムが踏襲されることを願っていることだろう。