「その場にいた全員が彼の即興演奏に聴き入ってしまいました」と、うっとりとした表情で振り返るのは、あるドラマの撮影に立ち入った関係者だ。
うだるような夏日がスタートした都内の撮影現場でのこと。即興の特技を披露したのはイケメン俳優の小関裕太。あまりにも突然の出来事だったという。
「撮影現場のセットの一部として置かれていたピアノを弾き始めたんです。曲名はわかりませんでしたが、見事な弾きっぷりでした。共演者はもちろん、その場に居合わせた女性監督までもがメロメロになっていました(笑)。聞けば、ピアノを習っていたわけではなくて、中学生の時に自己流で練習して、わずか2週間ほどで弾けるようになったそう。どうやら天は二物を与えてしまったようですね」(前出・ドラマ関係者)
小関の神対応はピアノだけではなかった。撮影に参加した素人共演者を勇気づけるひと幕も。
「急遽、ボランティアで参加したエキストラの1人に3~4行程度の台詞が割り当てられたんです。無茶振りに顔を青白くしているエキストラに小関さん自らが『え!? 凄すぎませんか。誰よりもこのシーンの台詞多いじゃないですか』と、にこやかに話しかけて緊張をほぐしていました。このシーンをNGなしで終えられたのは小関さんのお陰ですよ」(前出・ドラマ関係者)
小関の存在がドラマの撮影現場に癒しをもたらしたようだ。