6月27日にスタートしたドラマ「ライオンのおやつ」(NHK-BSプレミアム)の第5話が7月25日に放送され、SNSには涙腺崩壊コメントが殺到している。
このドラマは、小川糸の同名小説が原作。余命を宣告された29歳の海野雫(土村芳)が、美しい島のホスピスで過ごすことを決心。そこに暮らす人たちとの出会いと友情が、雫に大切なことを思い出させてくれる物語。第5回では、雫から重い病気であることを初めて打ち明けられた父・弘人(石丸幹二)が、義理の母・早苗(西田尚美)、娘の梢(新井美羽)を連れて島にやってくる。雫は少しずつ体力も低下して車椅子生活。そんな中、弘人の再婚をきっかけにぎくしゃくしていた家族が、初めて本当の思いを打ち明けあい、家族のカタチを取り戻していく。
雫は、この島に埋葬することになっているから心配しないでくれと家族に告げ、今の自分が最後の思い出になってほしいと思いを伝える。さらに、おやつの時間に小学3年生の時、父の誕生日のために雫が初めて作ったミルクレープが出され、父は食べながら号泣。この場面に、ネット上には「ほんまライオンのおやつ泣く」「最初から最後まで泣きっぱなしでした」「見たかったけど号泣見られるの恥ずかし過ぎて途中でギブアップ」といったコメントが書き込まれている。
「主役の雫を演じる土村芳は、高校時代に新体操でインターハイに出場。その後、女優を目指して京都造形芸術大学に進学。同大学の教授も務める映画監督・林海象に見出され2013年、映画『弥勒 MIROKU』で俳優・永瀬正敏とW主演。2016年には朝ドラ『べっぴんさん』(NHK)のオーディションで最終審査まで残り、ヒロイン・芳根京子の親友役として連ドラ初レギュラーをつかみ、注目を集めました。
その後も2019年ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)、2020年『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)に出演。若手女優として、演技力は折り紙付き。さらなる活躍が期待されている女優です」(芸能ライター)
視聴者を涙腺崩壊させる演技で、土村がさらに飛躍しそうだ。
(窪田史朗)