歌手の浜崎あゆみが6月29日にリリースする新アルバム「M(A)DE IN JAPAN」を定額制の音楽配信サービスで先行配信すると発表した。
「浜崎が先行配信したのは、『AWA』と呼ばれる定額制音楽配信サービスです。これは月々960円で参加しているアーティストの曲を何曲でも何度でも聴けるという音楽が聴き放題になるサービス。日本の音楽業界はCDの売り上げを重要視しているため、聴けるのはすでにリリースされたものが中心で、CDの発売前に先行配信するのは極めて異例です。浜崎はかなり思い切ったことをしたと考えていいでしょう。それもあって配信からわずか5日で再生回数が100万回を突破したそうです」(音楽関係者)
ところが、これがここ最近落ち込んでいるCDの売り上げをごまかすためのものではないかと囁かれているのだ。音楽ライターが解説する。
「100万回と言われるとすごそうに聞こえますが、販売されたのではなくて再生されただけなんです。AWAは月額の使用料を払えばどれを何度聴いてもいいわけですから、ユーザーは浜崎に興味がなくてもせっかく配信されているなら聴いてみようという気持ちになります。そのため再生回数は増えやすい傾向にあります。ここ数年、浜崎は新曲をリリースするたびに売り上げ減少をマスコミに取り上げられ凋落を報じられてしまいますが、CDより先に100万回という再生回数を発表してしまえば、いざCDの発売になって売り上げが少なくてもうやむやにすることができる。さらに『100万回なんてすごい! やっぱり浜崎は今でも日本を代表する歌姫だ』とファンに思い込ませることも可能です。うまい手を思いついたものです」
ルックスの劣化が囁かれる歌姫のあがきは吉と出るか凶と出るか。