俳優・鈴木亮平主演の日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)の第5話が8月1日に放送され、世帯平均視聴率10.8%と裏番組にオリンピック特番がひしめく中、2ケタの視聴率をキープした。
登場人物のなかで、ここに来て人気が爆上がりしているのが賀来賢人だ。
このドラマは、東京都知事の肝煎りで新設された特殊救命チーム「TOKYO MER」の活躍を描く医療作品。第5話では、喜多見幸太(鈴木)の妹・涼香(佐藤栞里)と妊婦を乗せたエレベーターが火災で急停止。乗り合わせたMERの音羽尚(賀来)と大物政治家・天沼夕源(桂文珍)とともに閉じ込められ、煙が充満したエレベーターは酸欠状態に陥り、妊婦の容体が急変する。
音羽はTOKYO MERの出動を要請。しかし、TOKYO MERには仮病にも関わらず天沼の救出を優先するように命令が下る。厚生労働省の官僚でもある音羽は、究極の選択を迫られるが、「人の命より大事なものはない」と妊婦の治療を優先。絶体絶命の中、エレベーターの中で緊急オペを執刀して、駆けつけた喜多見とともに母子の命を救う姿に、ネット上では「医者としてのプライドが勝ったシーン、好きだわ。いい表情してる!」「マジで久しぶりに“こういう賀来賢人が見たかったんだよ!”が摂取できて嬉しい」「制作会見でこのドラマで賀来賢人ファンが増える、と菜々緒がいってたな」といったコメントが書き込まれた。
「賀来賢人は2018年、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)、映画『今日から俺は!!劇場版』でコミカルな主人公を演じて大ブレイク。2019年の主演ドラマ『ニッポンノワール‐刑事Yの反乱‐』(日本テレビ系)では、アクションシーン満載のアウトローの刑事役を熱演。さらに2020年のドラマ『半沢直樹』(TBS系)では正義感あふれる役どころを演じて話題を集めました」(女性誌記者)
TOKYO MERの一員でありながら、日本の医療改革を目指すエリート官僚という二足の草鞋を履く音羽役は、賀来賢人にしかできないハマり役なのかもしれない。
(窪田史朗)