女優の吉岡里帆が8月7日放送のラジオ番組「ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)に出演し、もともとは書道家を目指していたことを明かした。
この日、ゲストとして登場した吉岡。飼っている猫の名前の由来や、吉岡自身から事務所に売り込んだ過去のエピソードなどで盛り上がると、お笑いコンビのナイツから「子どもの時から女優になりたかった?」と聞かれ、「子どもの頃は全然。やりたくない仕事は“芸能の仕事”って書いてました。授業で、いちばんやりたい仕事といちばんやりたくない仕事というのを書く授業があって、そう書いていたのを覚えています」と答えた。
また、当時の吉岡が「いちばんやりたい仕事」は「書道家になりたいって書いてました。書道教室の先生でもいいですし、書道用具店を営むでもいいし、何かしら関わりたいと思っていました」とのこと。実際に書道8段の段位を誇り、現在も書道の道具一式を持っているほどの本格派だという。
「この言葉を受け、ネットでは過去の吉岡の『グラビア嫌だった』発言が再び蒸し返されることに。2014年7月の『週刊プレイボーイ』にてグラビア進出を果たし、豊かなボディで世の男性を興奮させた吉岡でしたが、その後は複数のメディアに対し、初のグラビア撮影に際して『実は‥‥泣いちゃいました』『“絶対私にはできない”って、マネージャーさんとの電話で号泣しちゃいました笑』『やりたくないというのは私の偽りない本当の気持ち』などとコメント。その後はキャリア飛躍のキッカケにもなったグラビアに感謝するようになったとも語っていますが、一部から『嫌なら最初からやるな』『何様』などと反感を買うことになりました。
そうした経緯があることから、今回の芸能の仕事に対する“昔はやりたくなかった”発言についても、ネットから『なら、なんで芸能人になったんだろ』『どういう意図の発言なんだろ? 私はやりたいと思ってなかったけど、かわいいから発掘されちゃいましたぁって感じ?』『この人、こんなんばっかり。グラビアやりたくなかった、芸能やりたくなかった。人のせいか?』『芸能界嫌でした、グラビア嫌でしたって文句ばっかり』『この方が女性からいまいち支持されないのは、こういう賢くない発言が理由な気がする』との苦言が並んでいます」(テレビ誌ライター)
吉岡は2018年11月の「週刊文春」の取材において、件の「グラビア嫌だった」発言に関し、「なんかどんどん違う方に話が拡散してて、すごく困ってるんです」「全然言いたいことと世間で書かれてることが違っていて」などと困惑。実際には、グラビアの仕事に対する感謝やリスペクトの思いを強調したかったものの、「嫌だった」という部分ばかりがクローズアップされ過ぎたと振り返った。
そうしたほろ苦い過去があるのであれば、今回も「芸能の仕事」は「いちばんやりたくなかった仕事」だったという誤解を招くような表現は避けたほうが無難だったかもしれない。
(木村慎吾)