暑い日が続きますね。夏バテしていませんか?
夏バテとは、暑さと湿気で体調が崩れやすくなること。「何だか疲れやすくてダルさを感じる……」なら、それは夏バテかもしれません。そんなときには食事を見直してみてはいかがでしょうか。一つの方法として、東洋医学や漢方などの観点から夏バテ対策メニューを探ってみました。
「食品成分表七訂対応 健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の○と×」(誠文堂新光社刊行)によれば、夏バテのときには一つの食品に偏るのではなく、さまざまな食品を組み合わせることが重要なんだとか。
例えば、そうめんでもミョウガやシソなどの薬味をたくさん加えたり、酢や梅干しの酸味を利用して食欲を増進させたりすることで、健康効果がより期待できるとか。薬味は、冷たい食べ物の飲食で胃腸の機能が低下しているときなどにもいいそうですよ。
また、東洋医学の考えによれば、夏バテは「暑邪による消耗性疾患」と「湿邪による胃腸性疾患」の2つに分類できるとか。暑邪による消耗については、熱によって消耗した気と陰の両方を補う漢方薬が有効で、体質や年齢、性別問わず利用できる「生脈敗(しょうみゃくさん)」がいいそう。一方、湿邪に弱い胃腸がダメージを受けているケースでは、体内、とくに胃内から湿邪を取り除く治療が必要なんだそうですよ。
この夏、賢く食品を選んで、夏バテと“オサラバ”しましょう。