5月28日に最終回を迎えた大人の土ドラ「火の粉」(フジテレビ系)。平日午後の昼ドラ枠が土曜の深夜枠に移動した形で始まったこのドラマだが、2つの顔を使い分けて殺人をくり返す主人公・武内真伍を演じたユースケ・サンタマリアに絶賛の嵐が起きている。
「バラエティ番組で見せる、明るくてひょうきんなユースケからはまったく想像できないほどの演技力には舌を巻きました。恐ろしいだけの犯人役ならある程度の演技力で何とかなる。しかし、今回ユースケが演じた主人公は抱きしめたくなる切なさと哀しさを抱えていました。ドラマの中でユースケが演じた武内に対して『人さえ殺さなければすごくいい人』というセリフがあったんですが、まさにその通り。殺人は大罪ですが、それさえちっぽけなことに思えてしまうほど深みのある人間像をユースケは作り上げたのです」(舞台演出家)
ネット上でも「こんな男が自分の身近にやってきたら自分はどうするだろうか」「恐ろしいのに憎めないのはなぜ?」など考えさせられている書き込みが多数。
ラテンロックバンド「BINGO BONGO」のボーカル兼仕切りの上手い司会者だったユースケ。今では演技派俳優、実力派俳優として認知されているようだ。