歌舞伎俳優の市川海老蔵が8月18日、自身のYouTubeチャンネル「EBIZO TV 市川團十郎 白猿」を更新。今年上半期を振り返る中、7月23日に行われた東京五輪開会式の内幕についても触れた。
動画は「【今だから言える】てんこ盛りの2021年上半期を振り返り!」というタイトルで投稿。海老蔵は開会式について、コロナ禍での開催とあって「正直7月の20日ぐらいまで本気でわからなかった」と当時の心境を吐露した。
さらに「実際、僕は組織委員会に入っていましたが、ここ2年ぐらいは密な連絡はなかったので、正直わからないことが多かった」と告白。さらにその前の4年間も会議には出席しつつも公開できない情報が多かったためストレスを感じていたことも明かした。そうして過ごした6年間の集大成として開会式での出演の話が急に来たという。しかし、その後もコロナの感染者数の増加による緊張感に加え、準備していることも人には話せないため「なんか大変だった」と振り返った。
開会式での出演を無事終えた後の感想は「解放された!」とひと言。自身へのご褒美なのか「葉巻を1本吸ったね」と明かしていた。
ネットでは《ドタバタだったからねー》《組織委員会の人なのに2年も連絡ないって。それなのに急に出演してくれって言われてもって感じ》《海老蔵ももっと時間あったら色々練られただろうにね。開催に向けて動いてた人を放置して、直前でお願いするっておかしいよ》など開催までの混乱ぶりについての感想が多数寄せられた。
「コロナ禍に加え、開会式直前まで関係者の相次ぐ辞任や解任も影響しているのでしょうが、海老蔵の告白は組織委員会の運営が停滞し、開会式の構成も突貫工事で作られていたことを伺わせました。オリンピックでは選手たちの活躍により競技自体は盛り上がり、多くの感動を呼びましたが、この様子では開催中のパラリンピックでも運営に支障が出ているのではないか懸念されます」(芸能記者)
パラリンピックは滞りなく進行できればよいのだが。
(柏原廉)