俳優の西島秀俊と岡田将生が8月20日、映画「ドライブ・マイ・カー」の初日舞台挨拶に登壇。西島が岡田のあまりの純粋さを心配する場面があった。
映画「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹氏の短編小説が原作。西島は愛する妻を失った男を演じ、岡田は物語を大きく動かすキーパーソンを演じた。同作は国内での公開前に第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞をはじめ4冠を達成。これは日本映画としては初の快挙となる。
西島は岡田について「本当に純粋な人」と評し、さらに「あの‥‥大丈夫かなっていう、こんな世界に。大人がいっぱいいる世界に、こんな純粋な人が大丈夫なんだろうかって思うくらい」と心配していることを告白。岡田は「僕もう32ですよ。10代とか20代じゃないです(笑)」と苦笑しながら返すと、西島は経験を積んで十分大人でタフな男性だと認めつつも「繊細で脆い部分を常に感じる。そこはずっと持ちながら外側は強くなっていって、両方持っていてもらえると、いちファンとしてはすごく、幸せかなと思いますね」と期待を込めた。
ネットでは《芸能界にいる時点でそんな心配するほど純粋じゃないって》《純粋なわけがないわw》など冷めた声も一部であがったが、《ファンなんだw なおさら心配だよね》《子役だった吉川愛にガチめな愛の告白するくらい純真だよね》《純粋というかとてもいい人で優しそうではある》など賛同する声が多数。
「岡田のピュアさは有名で、女優の榮倉奈々は11年公開の映画『アントキノイノチ』で共演した際、岡田の印象を『少年のように純粋な心を持った人』と評しています。12年の『映画 ひみつのアッコちゃん』では当時子役で12歳だった女優の吉川愛に岡田はメロメロに。岡田は吉川に『愛しくて愛しくてしょうがない。一緒に住まねえ? 俺と』『何でもするよ』と“愛の告白”をしました。岡田は恋愛感情ではなくお父さん的な感覚として告白したことを明かしていましたが、これもピュアさのなせる技と言えそうです」(芸能記者)
10年前と評価が変わらない岡田。西島の心配はもうしばらく続きそうだ。
(柏原廉)