ニュースサイト「文春オンライン」が8月25日、吉本興業の大崎洋会長の電話インタビューを掲載。8月17日に解散した雨上がり決死隊について語ったほか、宮迫博之に対して突き放した態度を見せた。
記事によると、大崎会長は雨上がり決死隊の解散について「2人が決めることだから僕があーだこーだいうのはちょっと違う。あの2人が決めて、それでいいんじゃないですかね」と回答。解散の報告については「まったくないです」と語り、社長以下みんなでやっているため自身が意見することは全くないとした。
宮迫についての質問については大崎会長は「もう吉本に戻らなくてもいいじゃん(笑)」と改めて復帰を否定。さらに宮迫に対して頑張ってくれという気持ちもあるかと聞かれると「それはないけどね(笑)」と一蹴。「頑張るか頑張らないかは、本人が決めることだから」とし、自分たちは吉本所属の芸人のことを一生懸命やるだけで、吉本以外の人のことは気を回す余裕はないと忌憚のない回答をした。
ネットでは《会長はロンブー亮に対しては、エージェント契約で落ち着いた頃に自身のラジオにゲストとして呼んで「いつか吉本戻ってきてもええしな」みたいなこと言ってたから、亮と宮迫との温度差が凄い》《吉本としてももう絡まれたくないのでは。いまだに怒っている感じもあるけど、それ以上に鬱陶しく思っているように感じますね》などさまざまな感想が寄せられた。
「宮迫は闇営業問題による契約解除を受け、独断で会見を開き、吉本のパワハラ体質を暴露。吉本は一転して謝罪会見を開く羽目になり、批判も殺到しました。自業自得とはいえ一芸人にそこまでされたのですから遺恨があってもおかしくはないでしょう。大崎会長の宮迫への突き放した態度もそこにあるのでは。
また、大崎会長の態度と呼応するように芸人の中にも宮迫批判に転じた者もいました。千原兄弟の千原ジュニアは今年3月に宮迫の公式YouTubeチャンネルに出演するなど、比較的距離が近かったのですが、雨上がり決死隊の解散報告会の翌日の8月18日に出演した『ゴゴスマ~GOGO! Smile!~』(TBS系)では宮迫批判を展開。宮迫がYouTubeを始めた日が同じく闇営業問題で謹慎していたロンドンブーツ1号2号の田村亮の復帰会見の前日になったタイミングを批判し、『根っからの謝罪が今回もなかった』と語っていました。
さらに自身のレギュラー番組に出演させたり、一緒に飲みに行ったりなどして宮迫を可愛がっていたはずのダウンタウン・松本人志は、22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で解散報告会が取り上げられた際、『2時間アレをやるなら、宮迫に巻き込まれた彼らを出してあげてほしかったなぁ』とコメント。“彼ら”とは闇営業に参加した後輩芸人のことです。松本は「宮迫に巻き込まれた」と語りましたが、実際は巻き込んだのは元カラテカの入江慎也で、宮迫も巻き込まれた側なのでこれは事実誤認。しかし、宮迫がすべての元凶のように語っていました。最後には『雨上がりというコンビはなくなりましたけど、ホトちゃんというピン芸人が生まれた』と宮迫の存在は完全に無視していました。会社への忖度か単に情がなくなったのかはわかりませんが、寂しく感じた雨上がり決死隊ファンもいたのではないでしょうか」(芸能記者)
大崎会長の発言や親しかった芸人たちの態度を知る限り、宮迫は完全に“縁切り”されてしまったようだ。
(柏原廉)