俳優・新田真剣佑が人気漫画を実写化したハリウッド映画「聖闘士星矢」で主演を務めることが9月22日、アメリカの映画・芸能専門メディア「ハリウッドリポーター」の電子版に報じられ、驚きの声が寄せられている。
車田正美による同名の原作漫画は、1985年に連載スタート。累計発行部数は3500万部以上を記録した人気作品だ。数多くのアニメーションシリーズや劇場アニメーション映画が制作され、世界中で大ヒット。実写版となる今作「Knights of the Zodiac」は、孤児である主人公・星矢が幼い頃に生き別れた姉を探し求め、神秘に満ちた女性・沙織と出会うことでみずからの運命に直面。小宇宙(コスモ)と呼ばれる力とペガサス聖衣(クロス)と呼ばれる古代ギリシアの鎧を巡って、壮大なアクションが繰り広げられるという原作をベースにしたオリジナルストーリー。撮影はハンガリーとクロアチアで行われ、公開は2023年春の予定だ。
22日には真剣佑自身もインスタグラムを更新し、「東映とソニー・ピクチャーズからのニュースが、ついに出ました!」とコメント。このニュースにSNSでは「亡くなった父の意志を継ぐようなハリウッド進出は胸熱ですね」「日本なんかにいなくてもやっていける俳優さんだと思う」「真剣佑さんがハリウッド進出を果たすのもすごいですし、日本のアニメがまた広く世界に伝わる機会になりそう」といった興奮コメントが寄せられている。
「アメリカのカリフォルニア州に生まれた真剣佑は、高校を卒業するまでハリウッドで過ごした。その後は活躍の舞台を日本に移し、2017年に映画『ちはやふる‐上の句‐/‐下の句‐』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。2018年には映画『パシフィック・リム:アップライジング』でハリウッドデビューを飾り、今年4月には所属事務所を退所しました。今回の星矢役はオーディションではなく先方からのオファー。期待度の高さも伺えます」(女性誌記者)
芸能メディア「ハリウッドリポーター」では、真剣佑が「国際的な武道俳優である千葉真一さんの息子」であることも報じられている。8月に新型コロナウイルスのために急死した千葉真一さん。その遺志を継ぎ、新田真剣佑はハリウッドで成功を手に入れることができるのか。
(窪田史朗)