4月の熊本地震で被災したタレントのスザンヌ。その直後から被災地情報をブログでアップし、炊き出しのボランティアに参加するなど、地元のための復興活動を続けている。
「6月5日にも西原村の小学校での炊き出しをレポートしていました。シングルマザーで仕事も忙しいのに、地震が落ち着いた今も活動をコンスタントに続けている姿には、地元の人たちからも感謝されているようです」(週刊誌記者)
ブログからは仕事をしっかりこなし、休みには動物園に子どもを連れて行き、そして復興支援と精一杯頑張っている様子が伝わってくる。ある心理学者は言う。
「子どもは小さい時から親のやっていることをちゃんと見て感じています。スザンヌさんの息子さんも母親の日々の頑張りを感じ取り理解しています。以前の報道からも、それが推測できます」
それは5月に報じられた、スザンヌの息子が地震の晩、寝る前に「こっち安全じゃない。あっち安全」と、いつものベッドで寝るのを嫌がったという出来事だ。一家は別の部屋で寝たため難を逃れ、子どもには予知能力があるのではと話題を呼んだのだ。
「自分がいる場所が危険かどうか察知する力は本来誰もが持っているはずの本能です。スザンヌさんの息子さんは、日ごろお母さんが仕事で不在でも頑張っていることを感じ取っており、自立心が育まれているのではないでしょうか」(前出・心理学者)
スザンヌと孝行息子の、そしてすべての被災者の復興は、まだ始まったばかりだ。
(伊藤その子)